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[要約]バグダッド西方約50キロを飛行中の米軍のCH-47大型ヘリに、地上から発射された2発の対空ミサイル(おそらくSA-7)の1発が命中し墜落、乗員など約30名の兵士のうち15名が死亡し、31名が負傷した。さらにこの日(2日)、ファルージャ(4名)やバグダッド(1名+4名)でも、爆発物や手榴弾で米兵が死亡(数字)したという未確認の情報がある。米兵の戦死者数は大規模戦闘終結後としては、イラク戦争中の115名を超え、138名に達したことになる。
[コメント]携帯式の対空ミサイルSA−7でCH-47チヌーク・ヘリを撃墜することは、米軍の車列を待ち伏せし爆薬を爆破させる攻撃より簡単である。ミサイルは赤外線誘導なので目標のヘリに照準を気づかれることはない。またCH-47のパイロットが対空ミサイルの発射に気が着いても、IR(赤外線)フレア発射以外にミサイルを回避する方法はない。すなわちSA-7を一機のヘリに2〜3発発射すれば、命中する確立は極めて高い。イラクのような特殊な戦況を考えると、米軍はCH-47の飛行を中止したいくらいだろう。しかしもはや米軍にとってCH-47を使わない作戦など考えられない。そこで米軍の携帯ASM対策としては、コブラ攻撃ヘリとか、アパッチ攻撃ヘリをチヌークの護衛につけるしかない。ただ目視した発射点を攻撃するためだから予防的な効果は薄い。これで自信をつけた反米ゲリラ(勢力)は、さらなる攻撃をエスカレートさせることになる。
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