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すでに投稿ありますがコピペがないので・・・。資料としてコピペは必要でしょう。
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露の「対米核報復」、関係悪化に備え健在
【モスクワ=古本朗】米国の先制核攻撃で国家指導部が全滅した場合、ほぼ自動的に、残る核ミサイルを米国に向け発射する旧ソ連の核報復システム「死の手」が現在も稼働中であることが1日までに、複数のロシア軍部筋の証言で判明した。
冷戦終結後14年を経て、米露がテロ対策での「同盟関係」を標榜(ひょうぼう)する今日でも、全面核戦争のシナリオが排除されていない実態を端的に示すものだ。
「死の手」は、レーガン米政権下で米ソ間の核緊張が高まっていた1984年に稼働を開始し、現在はウラル地方のコスビンスキー山の地下基地に指揮中枢が置かれている。米国の先制核攻撃で国家指導部が壊滅、正規の指揮・命令手順に基づく核報復が不可能になった場合を想定し、コスビンスキー山からの指令で打ち上げられる通信ロケットが発するシグナルにより、先制核攻撃での破壊を免れたすべての露大陸間弾道弾(ICBM)などが、米国に向けて自動発射される仕組みとなっている。
厚さ300メートル余もの岩盤で守られたコスビンスキー山の基地建設は70年代後半に始まり、90年代後半まで続いていたとされる。
露軍部筋は、「死の手」が依然稼働状態に置かれている理由について、「対米関係は現在、良好だが、将来、悪化して再び核の緊張が高まる恐れは否定できないからだ」と説明した。
米国は極秘の核戦争計画「単一統合作戦計画」(SIOP)に基づき、露連邦領の2000か所以上にICBMや潜水艦発射弾道弾(SLBM)などの狙いを定めているが、その中でもコスビンスキー山は最優先標的の1つだという。露軍部筋は、自国にもSIOPと同様、米領内の標的を定めた極秘戦争計画が存在することを認めた。
(2003/11/2/03:01 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20031102it01.htm