現在地 HOME > 掲示板 > 戦争41 > 109.html ★阿修羅♪ |
|
イラク復興に絡んで米政権と軍産複合体の癒着、ベクテルとカーライルを名指し:サンデープロジェクト
サンデープロジェクト/2003年10月12日
「米を支配・軍需産業という怪物」というコーナーで、かなりしっかりした内容を放送していました。
ベクテル社の「イラク復興契約」の額が6億8000万ドルに上ることから始まり、米軍が今年破壊したイラクの学校1300校をベクテルが「補修」している欺瞞に関して、「なぜ、壊したアメリカの企業が作り直してるんだ!はじめから壊さなきゃよかったじゃないか。」というイラク人の声が納得。
このコーナーを通して、チャイニーの奥さんがロッキード・マーチンの元役員ということやブッシュ政権閣僚のほとんど(32人と明言)が軍産複合体と関係をもっていることが示され、今のイラクの状況の根本にはベクテルとカーライル・グループが居ることを断定的に示唆するという、最近ではめずらしいテレビ番組の内容となっていました。
このなかで興味深かったのは、ジョージ・ワシントン大学の調査員というジョイス・バトルという女性が出てきて、公文書の中からイラン・イラク戦争時にイラクが「ほぼ毎日イランに対して化学兵器を使用していた」という文書を示していました。
これは、アメリカがこのことを知りながら、レーガン政権当時ベクテルのアカバ・パイプライン計画を推進していたという文脈のなかで起こったことだと明言していました。
この当時のタイム・ラインとしては、
1980年:イラン、イラク戦争->1983年:アカバ・パイプライン計画:レーガン政権にジョージ・シュルツ、キャスパー・ワインバーガー両人が居たが2人ともベクテル->1983年:11月「ほぼ毎日」イラク化学兵器使用報告書、12月ラムズフェルドがフセインとパイプライン計画で会談(握手)->1984年:イラク・アメリカ国交正常化
ということが暴露され、アメリカがイラクの「大量破壊兵器」使用を知りながら「握手」(有名な写真も放映)したラムズフェルドがまた、「大量破壊兵器」を理由にイラクを攻撃したことを「ご都合主義」と明言。
また、911以降息を吹き返した軍需産業を売り上げグラフで示し、なかでも戦車などの特殊車両メーカーであるユナイテッド・ディフェンス社が97年にカーライル・グループに買収されて以降、急激な業績の伸びを示していることに絡んで、カーライルのブッシュ親子との関係や役員にジェームス・べーカー3世、メージャー元英首相、ラモス元フィリピン大統領が名を連ねていることも暴露していました。
その他、お馴染みのネオコンメンバーと軍需産業の関係もフォローしていました。
田原氏は「これはアメリカでは放送できない」と自画自賛。実際に取材したのは2人の日本人ジャーナリストだったようですが、この2人の名前を確認し忘れました。ので、どなたかこのジャーナリストに関してフォローしていただけるとありがたいです。
------------------------------------------------------------------------------------
カルフォルニア知事リコール選挙でも仕掛け人はジョージ・シュルツ。この人の名前は最近またよく聞かれるようになりました。