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(回答先: 初テスト15 投稿者 エンセン 日時 2004 年 1 月 31 日 23:27:23)
今回の投稿は少し長文になりますが、下の方へ読み進んでいくにつれ、重要な内容であると考えていますので、最後までお読みくだされば幸いです。
先日ブッシュ大統領が欧州を訪問していましたが、わたしはその訪問先の中でも特にローマ訪問に注目していました。
ブッシュ大統領のローマ訪問の最大の目的は、公式には「ローマ法王、ヨハネ・パウロ2世との会談というのが目的」となっていたようですが、あくまでもこれは公式目的であり、本当の目的は「6月3日から6日にかけて、イタリアのストレッサ」という街で開かれていた「ビルダーバーグ会議2004」であると思いました。
この今年の「ビルダーバーグ会議2004」への米国側出席メンバーは、デヴィッド・ロックフェラー、リチャード・N・パール・元米国防政策諮問委員会委員長、ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官、外交問題評議会のマックス・ブート、民主党副大統領候補のジョン・エドワーズ上院議員、ブッシュの選挙スタッフをしているラルフ・リード、らの名前が挙がっています。
以下は、少し古いですが「産経新聞」(2003年6月22日)の記事です。
■秘密クラブ「ビルダーバーグ」5月にパリで会合
王侯貴族、政財官トップ集結 米欧“陰のサミット”
米欧の王侯貴族から政財官のトップ級が集まって年に一度、米国や欧州で会合を開き、世界の主要問題を討議する秘密クラブ「ビルダーバーグ」の存在が最近、話題を集めた。今年は五月十五−十八日に、パリ郊外ベルサイユで開催され、イラクの戦後や中東問題、欧州の将来像を探る協議会、経済問題、テロなど幅広く討議したほか、イラク戦で悪化した米仏関係についても修復を試みたとの情報もある。(山口昌子)
≪1954年創設≫
会合が開かれたベルサイユの最高級ホテル「トリアノン・パーク」には仏機動隊(CRS)などが厳重に警護する中、高級車が続々と到着した。イラク戦で米仏関係悪化のおりからドビルパン仏外相とウォルフォウィッツ米国防副長官がこの場で会談し、六月初旬の主要国首脳会議(エビアン・サミット)前に米仏関係の修復をひそかに試みたとか、イラク戦で悪化した仏・スペイン関係を心配して仏王家、ブルボン王朝出身のスペイン国王、フアン・カルロス一世が乗り出し、パウエル米国務長官が会合結果を報告するよう命じたなどの未確認情報が流れた。
フアン・カルロス一世をはじめオランダ国王のベアトリックス女王、キッシンジャー米元国務長官、デービッド・ロックフェラー氏らは、フリージャーナリストらによる目撃証言があるが、最終日に公表された出席者リスト約百人の中にはフアン・カルロス一世やベアトリックス女王はもとよりドビルパン外相の名もなかった。
一方で、ウォルフォウィッツ副長官の名前は確かにあり、リストの公表が一部であることや「秘密クラブ」的な一面があることをうかがわせた。
クラブは冷戦中の一九五四年五月、米国と欧州の北大西洋条約機構(NATO)加盟国の「橋渡し」を目指して、オランダのベルナルド王子によって創設されたもので、「民主主義擁護の世界的ロビー」(仏記者)とでもいったらよいだろうか。第一回会合がオランダ・オーステルベークの「ビルダーバーグ・ホテル」で開催されたところから命名され、初代会長には後にNATO事務総長になる英国のキャリントン卿が就任した。
≪内容は公表せず≫
討論の自由を堅持し、予期しない影響力を排除するために討議内容は公表しないことを鉄則としているが、米欧の有力者が大挙して出席するため七〇年代ごろからクラブの存在がしだいに知られるようになった。
その結果、七〇年代に批判的記事を書いた英フィナンシャル・タイムズ紙の記者が辞職に追い込まれたとか、会場の従業員には「見聞したことはいっさい話さないように。違反したら解雇」との厳命が下されているといった“伝説”も広がったうえ、クリントン米前大統領(九一年)やブレア英首相(九三年)が就任前に招待されたこともあり、世界政治に影響力のある秘密結社的性格を指摘する声もある。
クラブ側は出席者が個人的資格で参加する「私的クラブ」であり、性格的には「国際フォーラム」と定義するなど、クラブが秘密クラブでも圧力団体でもないことを強調する一方、この数年は出席者のリストや議題など一部を公表し、米欧の大物ジャーナリストも招待しているが、討議内容を記事にしないことは厳守されている。
フリージャーナリストらがサイトなどで発表したところによると、昨年は五月三十日から六月二日まで米バージニア州の高級ホテルで開催され、主要議題はイラク戦争や反グローバル化運動への防衛対策だった。
二〇〇一年は五月末にスウェーデンで開催され、テーマはNATOの将来や食料の安全、欧州連合(EU)の拡大、中露関係、仏大統領選など。二〇〇〇年は六月初旬にブリュッセル郊外で開催され、米大統領選など。一九九九年は六月初旬にポルトガルの中西部の保養地シントラで開催されたほか、同年十一月初旬に米ワシントンでも開催され、米大統領選が主要議題となっている。
ビクトリア英女王時代(十九世紀)の宰相で文学者でもあったベンジャミン・ディスラエリ伯は、「世界は、舞台裏まで潜り込む目を持たない者が想像できない他の人物たちによって統治されている」と述べたが、「ビルダーバーグ」にこの言葉がはたして該当するかどうか−。
◇
≪2003年の主要出席者≫
【米側】
キッシンジャー元国務長官、ウォルフォウィッツ国防副長官、ボルトン国務次官(軍備管理、国際安全保障担当)、ハース国務省政策企画局長、パール国防政策委員会委員、ルギー・ハーバード大学ビジネス政治センター所長、ソーントン・ゴールドマンサックス・グループ最高経営責任者(CEO)、ウォルフェンソン世界銀行総裁、ニューヨーク・タイムズ紙のフリードマン外交コラムニストら。
【欧州側】
ジスカールデスタン仏元大統領、ラスムセン・デンマーク首相、リッポネン・フィンランド前首相、ドゥランバロゾ・ポルトガル首相、コペ仏政府報道官、国際テロ対策専門のブリュギエール仏検事、キング・イングランド銀行副総裁、トリシェ仏銀行総裁、欧州委員会のラミー通商担当委員、クラースNATO元事務総長、カミュ欧州航空防衛宇宙社(EADS)CEO、仏大手保険AXAのドカストリ会長、ドモンブリアル仏国際関係研究所所長、ルルーシュ仏議員(保守政党・国民運動団体)、フィガロ紙社説担当のアドラー記者ら。
「産経新聞」(2003年6月22日)
ブッシュ大統領の欧州訪問と一致した日時に今回の「ビルダーバーグ会議2004」が開かれていたわけですが、この「ビルダーバーグ会議2004」の議長が、エティエンヌ・ダビニオン子爵だったことが分かりました。
この子爵はとんでもない大物なんですが、日本ではあまり有名ではないので、ここに簡単ですけど紹介しておきます。
【エティエンヌ・ダビニオン子爵】
1932年ブダペスト(ハンガリー)に生まれる。
国際エネルギー機関(IEA)公認理事会の初代理事長(74〜77)
EC副委員長(81〜85)
ソシエテ・ジェネラル・ド・ベルジク入社(85〜)
ソシエテ・ジェネラル・ド・ベルジク会長(88〜01)
ソシエテ・ジェネラル・ド・ベルジク副会長(01〜)
●CMB会長(ベルギー)
アントワープ港に拠点を置く原油、液化ガスの海運持株会社。
●コンパーニュ・ド・ワゴン・リ会長(ベルギー)
オリエント急行の運営会社。
●ユミコア副会長(ベルギー)
「デ・ビアス」のジョナサン・オッペンハイマーも取締役に就任している非鉄金属精錬メーカー。
●ペトロ・フィナ副会長(ベルギー)
フランスの石油メジャー・トタル傘下企業。
●フォルティス副会長(オランダ・ベルギー)
オランダ・ベルギー系の大手銀行・保険グループ。
88年にはベルギー最大の銀行ゼネラル・バンクを買収している。
●トラクトベル副会長(ベルギー)
ベルギーで原子力・電力・ガスなどを独占している総合公益事業グループ。
現在はスエズの傘下。
●アコー副会長(フランス)
世界各地に4000のホテルを有するホテルチェーン。
他にも旅行代理店・レンタカー・カジノ・レストラン等々を手がけるフランスの巨大ホスピタリティー企業。
●スエズ取締役(フランス:旧スエズ・リヨネーズ・デ・ゾー)
水道・電力・ガスなどの公益事業、メディア産業などを手がけるフランスを代表する複合企業。
ソシエテ・ジェネラル・ド・ベルジクを完全買収し支配下に置く。
●ペネシー取締役(フランス)
フランスのアルミ大手。
2003年カナダのアルキャンが買収、アルキャン傘下に。
現在、米アルコアを売上高で抜き世界最大のアルミグループ。
●ソフィーナ取締役(ベルギー)
金融持株会社
●ソルベイ取締役(ベルギー)
総合化学・薬品メーカーの名門企業。
●ギリアド・サイエンス取締役(米)
米国製薬会社。
●アングロ・アメリカン取締役(英)(99〜02)
デ・ビアスをも傘下に持つ超巨大鉱業・資源会社。
○王立国際関係研究所所長
○ビルダーバーグ会議議長(2000〜)
他にもまだ経歴があるようなんですが、以上にしておきます。
ダビニオン子爵は、ベルギー最大の企業グループであるソシエテ・ジェネラル・ド・ベルジクを自分の中心企業として、ヨーロッパ財界を代表する大物なんです。
現在はソシエテ・ジェネラル・ド・ベルジクの副会長です。
ソシエテ・ジェネラル・ド・ベルジクという会社は、その前身が1822年に設立されています。
ベルギーの独立宣言が1830年ですから、ベルギー建国以前に生まれた企業であるということになります。
ワーテルローの1815年に、オレンジ公ウィレム6世がイギリス亡命から帰国して、ウィレム1世として新オランダ国王に即位しますが、この新国王がソシエテ・ジェネラル・ド・ベルジクの創業者です。
ソシエテ・ジェネラル・ド・ベルジクは、道路・鉄道などのインフラ事業で急成長して、事業を鉱山開発・石油・建築・電力等にも拡大していきます。
中国、南米、エジプト、ロシア、そして特にベルギー領コンゴへも進出していきます。
1934年に現在の金融・産業持株会社となって、グループ企業1000社以上、ベルギーを支配する企業グループとなっています。
この巨大グループは、1988年に買収劇の主役となります。
この買収劇に動いた企業は、フランスのスエズグループ、イタリアのオリベッティ会長のカルロ・デ・ベネデッティ率いるグループ、英マスコミ王ロバート・マックスウェルなどであります。
この買収にベルギー政府は国をあげて阻止に動くんですが、フランスのスエズグループがこの買収劇を制することとなりました。
これを成功に導いたのが米仏英にまたがる投資銀行ラザード・グループだったと言われています。
金融持株会社スエズとユーティリティー大手のリヨネーズが合併して誕生したスエズが、ソシエテ・ジェネラル・ド・ベルジクの株式99.4%を取得して完全支配下に置きました。
ダビニオン子爵は親会社となったスエズの取締役に就任しています。
上に紹介したダビニオンの経歴のなかに一社だけ米国企業がありましたが、このギリアド・サイエンスという製薬・バイオ企業は、ジョージ・シュルツが取締役にいたり、97年にはラムズフェルドが会長に就任している妖しい企業です。
こいつらは何度も取締役会で顔を合わせているということになります。
また、アングロ・アメリカンや王立国際関係研究所等を通じてロスチャイルド家にも通じる人物であり、ビルダーバーグ会議議長へと選任されて欧州の頂点に立つ人物のひとりでもあるということです。
ダビニオン子爵がとんでもない大物であり、無視できない人物であるという理由が以上になります。
ベルギーにはEU本部やNATO本部までありますが、このエティエンヌ・ダビニオン子爵の存在が大きいと考えられます。
※ 以上のソースや関係投稿を以下に。
ビッグ・リンカー達の宴2ー最新日本政財界地図(2)【園田義明】
http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/900.html
投稿者 へなちょこ
イタリアにブッシュは何をしに行ったのか?(今日のぼやき)
http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/910.html
投稿者 エンセン
軍産インナー・サークル
http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/445.html
投稿者 エンセン
最新アメリカの政治地図 講談社現代新書
園田 義明 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/books/4061497146/contents/ref=ed_toc_dp_1_1/249-9788297-1398703
気になる企業
http://www.asyura2.com/0403/idletalk9/msg/354.html
投稿者 エンセン
Re: 気になる企業--水関連
http://www.asyura2.com/0403/idletalk9/msg/359.html
投稿者 彼方
スエズ関連とりいそぎ追加
http://www.asyura2.com/0403/idletalk9/msg/384.html
投稿者 彼方
最後に…このダビニオン子爵をネット検索しても日本語ではほとんど何も情報が出てきません。
わたしは日本語以外の文章を読めませんので、どなた情報があればフォロー願います。