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(回答先: 民主・都築氏派の選挙違反、選対本部の事務局次長が自殺(朝日新聞) 投稿者 シジミ 日時 2003 年 11 月 19 日 22:19:39)
民主党の都築譲氏(53)派の選挙違反事件は、選対ナンバー2の草野年彦容疑者(53)の逮捕にまで及んだ。今回の逮捕容疑となった「アルバイト選挙」が陣営の上層部も絡んだ組織的、かつ相当根深いものであった事が鮮明になった。
県警などによると、これまでに逮捕された5人のうち、運動員の吉富一雄(46)容疑者ら3人は旧自由党系などの保守派グループ。一方草野容疑者らは民主党グループで、吉富容疑者らとは今回の選挙で始めて同じ陣営に入った。選定本部では草野容疑者が全体を把握できる立場に居た一方、民由合併で選挙直前に合流したばかりの両グループをつなぐ接点になったのは吉冨容疑者だった。「アルバイト選挙」も吉富容疑者がもちかけ、草野容疑者が了承したとされる。違法な選挙戦術はいつしか、陣営上層部を巻き込んだ組織的な犯行に発展した。
草野容疑者は、陣営で最初に逮捕者が出た後、「組織的にはやっていない。(アルバイトを雇うなどの)違反を絶対にしないようにと幹部に注意していた」と、自らの関与をキッパリと否定。しかし、その後も逮捕者が出る中、市議会の視察で県外に出かけ、佐々木武司事務局長(55)が自殺した19日に戻るなどで選対責任者からは不満も出ていた。一方で、しばしば「捜査がどこまで進むのか」と不安も漏らしていた。
草野容疑者はNTT労組出身で市議五期目。選挙期間中は毎日の選対会議を仕切るほか、出陣式で司会をしたり、報道関係の窓口を務めるなど、選対を統括する役目を果たした。民主党の管直人代表や長野県の田中康夫知事が都築氏の応援に訪れた際も、会場で指示を飛ばしていた。
草野氏の立場は連座制の対象となる「組織的選挙運動管理者」の可能性もあり、都築氏の当選が連座制で無効となる可能性が一層高まってきた。
「なぜ広がるのか」 都築氏コメント
草野年彦容疑者の逮捕を受け、都築譲氏は28日夜、愛知県豊橋市内で本誌の取材に応じ「正直びっくりしている。どうしてここまで(事件が)広がるのかわからない」と困惑した様子で話した。進退については「疑念が晴れる事を信じており、今の段階では考えていない」と、改めて議員にとどまる考えを示した。
「関与していない」 草野容疑者一問一答
逮捕された草野年彦容疑者は28日早朝、自宅前の本誌のインタビューに応じ、事件への関与を否定した。一問一答は次の通り。
―伊関容疑者が逮捕された。
彼の逮捕は昨夜11時ごろ電話で知った。一緒に選挙運動をしたのは今回が初めてなので、人柄や経歴はよくわからない。事務所でもそれほど付合いはなかった。
―今回、逮捕された4人との謀議に関わっていたのか。
選挙違反をしている人たちの存在は把握していなかった。私は事件への関与は全くない。
―電話作戦についても知らなかったのか。
陣営が電話作戦をやっているのは知っていた。しかし、集まってくれた人達はボランティアだったはず。アルバイトで雇っているとは思わなかった。
―警察で事情聴取を受けたのか。
今日初めて呼ばれている。午前10時ごろ、警察署にいく予定だ。
(中日新聞 2003年11月29日朝刊 11版広域 35面)