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(回答先: <今次総選挙と日本の政治(補足1)> 太田述正 投稿者 エンセン 日時 2003 年 11 月 26 日 17:48:59)
エンセンさん、こんばんわ。
エンセンさんへのレスというわけではないのですが、宗教的組織にカルトというレッテルを貼って断罪することを好みません。
断罪された組織がそうではないからというわけではなく、カルトだっていいんじゃないと思っているからです(笑)
私自身は、創価学会をこころよく思っていませんが、それはカソリックなどをこころよく思っていないのと同じレベルの話です。
ところで、濃淡の違いはあるとしても、太田さんが上げているカルトの定義に該当しない“活動的”組織を探すほうがたいへんじゃないかなと思います。
[カルトの定義]
(1)精神的な動揺を与えて入会させる
宗教に限らず、自己啓発セミナーや革命組織だって、現状のままでいいのか?このままではダメになるぞ!死後に厳罰が待っている!などの言動で精神的な動揺を与えています。
逆に、現状に満足していたり、死も恐れない人は、ことさら新しい組織に入ることもないでしょう。
(2)会員をそれまでの環境から断絶させる
これまでの生活ではダメというのが入会動機であれば、濃淡の違いはあっても、それまでの環境を変えるために断絶とも言える変化があるのは当然です。
とりわけ、組織が指示する活動に従事したり
(3)会員に法外な金銭を要求する
どういう基準で法外かどうかの判断をするかは別として、金銭を要求する組織はゴマンとあります。
(4)反社会的言論や裁判沙汰が多い
宗教団体や政治組織は、個人の在り方だけではなく社会の在り方に異議を唱えるところが多いはずですから、多数派の目に照らせば“反社会的”ということになるのは仕方ありません。「反社会的言論や裁判沙汰が多い」のは、それだけアクティブな組織だとも言えます。
(5)公権力への浸透を図る
政治組織は当然のことですが、国家社会を自分たちが望ましい方向に動かしたいと考えている組織が公権力への浸透を図るのは当然のことです。
カソリックは諸王や皇帝の叙任権まで握っていたのですから、この部分では最高のカルトです。
創価学会を批判するにしても、カルト定義に拠るのではなく、思想や理論を取り上げてやって欲しいものです。
共産党もよその組織はよくわかるようで、創価学会批判をしていますが、創価学会という文字を共産党に置き換えてみると参考になると思っています。(それでもわからないんでしょうがね)