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次世代リーダーの養成を目的とする「松下政経塾」出身の衆院議員が、先の衆院選の結果、過去最高の26人となった。「政界への登竜門」として有名な早稲田大雄弁会の出身者より多く、国会の人材供給源として存在感を増している。
松下政経塾は、松下電器産業の創設者、故松下幸之助氏が1980年に開塾した。「新党ブーム」と言われた93年衆院選で、野田佳彦氏(現・民主党国会対策委員長)ら出身者15人が一気に当選し、注目を浴びた。
今回の衆院選では、40人が立候補し、民主19人、自民7人の計26人が当選した。
政経塾出身者が順調に政界入りしている一因として、政経塾OBによる強い支援体制が指摘されている。
塾出身議員らによる「青年政治機構」(会長・逢沢一郎外務副大臣)が総合選対を設置し、塾出身の新人候補の応援体制を組んだ。出身者同士のネットワークに加え、「選挙区内の松下電器の系列小売店を紹介する例もある」(塾出身者)という。
一方、今年で創立101年となる早大雄弁会は、これまで森前首相、青木参院幹事長ら計119人の衆参国会議員を輩出している。
今回も28人が立候補し、18人が当選した。
ただ、政経塾のように政界入りを後押しするための組織はなく、「最近はむしろ司法試験やマスコミ志望の学生の方が多い」(雄弁会OB)という。
今回の衆院選の当選者を、職業的な経歴で見ると、国会議員秘書、都道府県議、中央官僚が上位を占めている。特に、国会議員秘書は前回衆院選(2000年)に比べ53人増の135人で、衆院全体(480)の3割近くを占めた。
都道府県議は前回比4人増の109人。中央官僚は12人減の67人で、うち自民党が47人と7割を占めた。
(2003/11/23/20:58 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20031123i312.htm