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(回答先: さざなみに投稿されていた「最初は誰でも初心者」さんかな?日共が改選前20から9に減ったのは何故と思われますか。(本文なし) 投稿者 クエスチョン 日時 2003 年 11 月 23 日 16:57:30)
はい。本人です。
まさか、さざなみに投稿したやつ(しかも初投稿)が別の掲示板で引用されているとは思いもよりませんでしたが・・・。
客を見下す店。これが共産党の体質そのものです。しかし、客が望むものを出せば、それでも客はやってきます。少なくとも常連さんは離れません。2年前の参院選(=小泉・真紀子ブームで浮動票がこぞって自民に向かった年)の水準を共産党の基礎票と考えるなら、今回もこの水準はクリアしています(これが今回の9議席)から、少なくとも「常連さんにも見限られた」という状態には陥っていないとはいえます。しかし、顧客の新規開拓には完全に失敗しています。言い方を変えれば、前々回(=3年前の衆院選)商談が成立したが前回は逃がしてしまった客を今回も取戻せなかった、ということです。しかも、今回はすぐ隣の商売敵(女性オーナーの店)から客を奪うチャンスがあったにもかかわらず・・・。まあ、たとえ話はこれ位にしておきましょう。
イラク問題という護憲勢力にとっての追風を相殺した要因。私は「護憲のカリスマ・土井たか子」に全ての問題が帰着すると考えます。拉致問題や辻元・五島問題をめぐる社民党の一連の対応で、国民は彼女の本質を知ってしまいました。前回も書きましたが、彼女は「他人に厳しく自分に甘い」のです。これですっかり護憲平和の主張は色あせてしまいました。彼女が護憲平和を叫んだところで、一般大衆は「それさえ言えば全て許されるとでも思ってるのか」「都合の悪いことにはだんまりを決め込む」と受け取るだけです。護憲勢力の勝利を望むなら、できるだけ早く彼女に引導を渡しておくべきでした。たとえ党組織の存続が不可能になったとしても、社民党の中の誰かがその役割を担うべきだったのです。あるいは、彼女と親しい進歩的な知識人のうちの誰かが・・・。でも、そうはなりませんでした。「女王様は裸だ!」と叫ぶことができる一般大衆。「女王様は裸」という事実認識ができているかどうかそれすら危うい護憲勢力。これでは勝てるものも勝てません。
共産党が11議席を失った原因。それは、護憲平和という商品一般を消費者(=浮動票)が信頼できなくなったからです。これは新規顧客を獲得する以前の問題です。では共産党には責任はないのか?勿論あります。業界(=護憲勢力)の信頼回復に十分努力してこなかったという責任が。土井や彼女をかばい立てする連中に対する批判を共産党は十分やってきたと果していえるのでしょうか?むしろ、「真の敵(自民)を利することになる」「党派エゴ丸出し」と向こうから非難されるのを恐れて及び腰だったのではないのでしょうか?しかし、現実は逆です。護憲の評判を下げる為に存在する連中がいたほうが真の敵にとって好都合に決まっています。実際、「社民も共産も大差ない」と考える護憲志向の無党派層(つまり新規顧客の最有力候補)は社民に幻滅した時点で共産にもそっぽを向いてしまいました。それが如実に現れていたのが兵庫7区。彼女から離れた票はそのまま大前氏に行ってしまい、共産党は3年前とほぼ同じ得票に止まったわけですが、「共産党が独自候補を出さなければ土井は勝っていたのに」という批判は山ほどある(戦術的には正しい批判だ。あまりにも近視眼的だが)のに、「土井から離れた票を何で共産党はつかみ取れなかったのか」という批判が1つもないのは不思議でなりません。「土井ではなく大前に入れる」と「たとえ大前が当選する結果になったとしても土井には入れない」の違いをもっと自覚すべきです。前者は、護憲に対し完全に三行半を叩きつけているのです。
社民党はもはや護憲勢力のなかの不発弾です、共産党もそれ以外の護憲派の方々も、一致協力して解体作業に入りましょう。少なくとも、土井という名の信管は早急に除去しないと。