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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031115-00000330-jij-pol
衆院選で惨敗した社民党の新体制が15日、スタートし、福島瑞穂新党首は党再建に取り組む。しかし、執行部人事をめぐり、党の独自性にこだわる土井氏のグループと、民主党への合流も視野に入れる反土井派の路線対立が深刻化。党首退任に当たって「党の結束」を訴えた土井たか子氏の思いとは裏腹に、同党は解党の危機が一段と強まった。
「森内閣の選出に似た密室談合の押し付けだ」。15日の両院議員総会では、土井氏に批判的な阿部知子衆院議員らが、中西績介副党首から提案された「福島党首」案を痛烈に批判すると、大脇雅子政審会長も「選挙の結果責任は幹事長にある」と同調。これに立腹した中西氏が席を立つなど、激しく紛糾した。
最終的には、反土井派も福島氏の党首就任を認めたが、「あくまで12月の党大会までの暫定人事」(阿部氏)という「条件付き」だった。
福島氏の後任の幹事長人事も迷走した。いったん内定していた「土井派」の照屋寛徳衆院議員が地元、沖縄県連の反対で就任を固辞。これに対し、中西氏らは阿部氏らが党首に推した横光克彦衆院議員に打診したが断られ、事実上、幹事長の引き受け手が存在しない状態で両院議員総会を迎えた。
横光氏が幹事長を拒否した理由は「離党するときの足かせになるため」(同氏周辺)とされる。横光氏は民主党との合流にこそ党再建の活路があるとの立場で、独自路線を主張する土井、福島両氏とは相いれない。
こうした路線の違いが今回の人事のもつれの背景にあり、党内では「早晩、分裂は避けられない」(関係者)との声が強まってきた。(了)(時事通信)
[11月15日23時45分更新]