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自民党と民主党の双方が「政権選択選挙」などとおしだし自民・民主対決≠煽りたてた今次衆院選挙の投票が十一月九日におこなわれた。自民党は、解散時の二四六議席から九議席減らし二三七議席にとどまったものの、与党三党では安定多数を維持した。民主党は比例代表では自民党を上回る第一党となり一七七議席を獲得した。けれども、政権交代のための目標として掲げていた二〇〇議席には大きくおよばなかった。これらに比して、社共両党は歴史的大敗を喫した。日共は二十議席から九議席に半減し、社民党も十八議席から六議席に激減したのであった。
高失業率や賃金切り下げ、増税や社会保障の切り捨てなど、小泉「改革」によって噴出している諸矛盾に苦しむ労働者・人民は、小泉政権への「不信任」の意をこめて自民党への批判票を投じた。その反面で、「政権交代」を訴えた民主党の「躍進」がもたらされたといえる。
それだけではない。自民党が史上初めて「憲法改正」を選挙公約として掲げ、民主党も「論憲から創憲」へと称して「改憲」へとさらに一歩をふみだした。この自民・民主の「対決」の狭間において、いちおうは「護憲」を掲げた社共が大敗北を喫した。しかも日共中央は、民主党を中心とした「野党連立政権」への参画を夢想して、安保・防衛政策を民主党や独占ブルジョアジーに受け入れられるように次々と右翼的に改変してきた。この彼らが労働者・人民の不興を買ったとしても、それは自業自得いがいのなにものでもない。今回の選挙は、日共中央の基本路線の破産を誰の目にも鮮明にしめしたのである。
たたかう労働者・学生諸君! 小泉政権はいま、「国民の信任が得られた」と称して、圧倒的多数の国民の反対をふみにじって、十二月にも戦乱のイラクに自衛隊の第一陣を派遣することを策している。十四日には、小泉にイラク派兵をゴリおしするために、ブッシュ政権のタカ派トリオのひとり国防長官ラムズフェルドが来日しようとしている。われわれは、これを絶対に許してはならない。
ラムズフェルド来日阻止! 米英軍のイラク占領・支配反対! 自衛隊のイラク派遣を阻止せよ! 憲法改悪に反対しよう!