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★「イラク支援反対と言ったのは民主党だけではない。共産党も社民党もむしろ民主党以上に反対していた。与党3党は必要だとはっきりと言い、安定多数を確保できた。」
− 社共の退潮を口実に、イラク派兵を進める構えだ。(シジミ)
http://www.asahi.com/politics/update/1110/021.html
小泉首相は10日、総選挙の結果を受けて自民党本部で記者会見し、「政権交代を問う選挙で、多くの国民の支持を得ることができ、引き続きこの(与党3党の)体制で改革を進めていく基盤ができた」と語った。党役員や閣僚の人事については「基本的に現在の体制で進めたい」と述べ、閣僚の交代などは行わない考えを示した。
首相は、民主党が勢力を伸ばしたことについて「民主党も善戦した。与党に代わって政権を担当する野党を育てようという機運が国民に強かったのではないか」と指摘。一方で「共産党と社民党が議席を減らし、その分が民主党に流れた。与野党の勢力は変わらなかった」との見方を示した。
今後の政権運営の優先課題については(1)年金改革関連法案の年内とりまとめ(2)国と地方の税財政の「三位一体改革」の具体化(3)道路公団の民営化法案と後任総裁人事(4)来年秋までの郵政民営化の具体化――を列挙。「相当きついスケジュールだが、公約に沿って調整を進めたい」と語った。
◇
小泉首相の10日の記者会見の主な内容は次の通り。
【総選挙総括】
――自民党は単独過半数(241)に届かなかったが、受け止めは。
(追加公認も含め)目標の単独半数240議席に達することができた。与党3党で(絶対)安定多数も確保できた。政権交代を問う選挙で多くの支持を得ることができ、改革を進めていく基盤ができた。
――民主党が大幅に躍進したが。
民主党も善戦した。与党に代わる野党を育てようという機運も国民に強かったのではないか。
――共産、社民両党の退潮は今後の日本政治にどんな意味を持つか。
野党の中では民主党の存在感が大きかったのでは。2大政党時代になったなら、与党に代わる政党として中心的な野党を育てたいとの気持ちが共産、社民両党の支持者にあったのではないか。
――公明党との選挙協力が進んだが、連立政権での公明党の影響力は。
この3年間、緊密な協力で国会運営を進めてきた。多数を形成しないと法案は成立しない。政策実現のために小異を捨てて協力するという信頼関係が醸成されてきた。この大事な選挙で、3党連立で過半数を取りたい、信任を与えて下さいと訴えた面では、良い結果が出たのではないか。
――「マニフェスト選挙」は日本の選挙風土に根付くと思うか。
選挙ではマニフェストなり政権公約なりを有権者に示すのは当然だ。今後、政党がどのような公約を出すかが有権者のますます大きな判断の尺度・基準になるのでは。政党がマニフェストを重視し、それに沿って努力し、実績を積み上げていくかが選挙の際に問われるのではないか。重視していかねばならない。
――安倍晋三幹事長との二枚看板は無党派層の手応えを得られたか。
かなり功を奏した。(都市部で自民党が弱い)1区現象を阻止できた。良い候補者を良い公約のもとに(立てれば)、弱いと言われていた都市でも十分戦える感触が得られた。無党派層は宝の山。無党派層の共感を得ることのできない候補者は当選できない状況になってきた。参院選でも支持団体を固めていけばいいという状況ではない。やはり一般の有権者に活動を評価されないと支持団体の動きも鈍い。自分は表面に出ないでいい、(支持団体の)幹部だけを回っていればいいというだけで当選できる人はごくわずかだ。
【イラク復興支援】
――民主党はイラクへの自衛隊派遣に反対して躍進したが、民意はどのように表れたと思うか。
イラク支援反対と言ったのは民主党だけではない。共産党も社民党もむしろ民主党以上に反対していた。与党3党は必要だとはっきりと言い、安定多数を確保できた。国民の支持を得ることができたと思う。自衛隊を派遣する場合には安全面に十分配慮して進めなければいけない。状況が許せば派遣したい。
【今後の政権運営】
――党役員と閣僚の人事は。
基本的に現在の体制で進めていきたい。
――今後の政策の優先課題は。
政権公約に掲げたことを着実に実施に移すように努力する。いくら体があっても足りないくらいの問題がある。予算編成も待ったなしだ。息つく暇もない。 (11/10 19:30)