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(回答先: 日本共産党の圧倒的な限界の目安。 投稿者 クエスチョン 日時 2003 年 11 月 08 日 08:16:05)
クエスチョンさん、長壁さん、こんばんは。
クエスチョンさんの怒りは私のものでもあります。
長壁さんは阿修羅で誠実に個人的なご意見を投稿されていることには敬意を表しておりますので、ここでは個人攻撃はいたしません。
ここでは一般論としてお聞きください。
日本共産党はきたるべき日本革命を実現するための戦略が問われるているまさにこのときに、すべてを議会の得票数を挙げるためにのみ活動してきた。そのためには白を黒と言い換えてでも正当化しようとする。
自衛隊合憲、天皇制容認・・・・条件付きとはいえ、現在の政府を尻押しする役割しか果たさない。反戦平和の立場からは絶対に容認できない裏切りである。
だから有事法もイラク特措法もスムースに成立する。国内のケンコクギユウグンの跳梁さえ許す。ブッシュがきても来日反対闘争など取り組まない。
イラク侵略前には国連決議に従えという立場でしたが、国連の問題は意図的に避けてきた。国連構成国のフランスでもドイツでもユーゴを空爆した。劣化ウラン弾をユーゴ人民に雨あられと降らせジェノサイドを行った。イラク問題については帝国主義者としての利害がアメリカと反するものだったからアメリカのイラク攻撃に反対しただけ。利害がかなえばいつでもイラク占領に加担するのは自明。このような国連の本質的問題を棚上げして「決議にした換え」という場合、国連がイラク攻撃を決議したら、「決議だからしかたがない」という論理だ。
すると、国連の名のもと、あの劣化ウラン弾もデージーカッターもMOABも許される。大量殺戮と放射能汚染さえも容認される。「平和的解決」など幻想であったことが暴露される。ここに戦略の誤りがあると思います。
いやしくも共産主義を唱えるならば、このような帝国主義世界の大量殺戮戦争をいかに反戦運動を展開し食い止めるか、この日本において展開するか、という前衛の役割を発揮すべきところ、保守にすりより、社民にすりより、労働運動も議席の確保だけにすべての活動を歪曲してしまった。
綱領(革命戦略)改定など、議席確保の目玉から右傾化した国民相手にこれまでの綱領が通じなくなった、古臭い、というわけでいとも簡単に放擲してしまい、議席を確保しやすい綱領に変えるのでしょう。そのためには党大会さえ時期を変えた。
「共産主義」も換骨奪胎というわけです。どこのブルジョワ政党かと疑います。議会主義クレチン病も症状が進行し、どっちが自民党かわからなくなっているこんにちこのごろ。
さざなみ通信も結構左翼的だと見れる面がありますが、日共へ対する改良主義的な提案を左から行う程度であることに限界を見ております。
そして、あいも変わらず、己のやってきたことは棚にあげて、選挙間近になると、「自民党に入れるな、民主党も同じだ、共産党に入れろ」というおきまりの文言を並べるだけ。
自民党公明党や民主党「よりましだから共産党へ投票しろ」は幻想であると思います。
すべては政府の方針を左から補完しているのが戦略なき共産党の姿であり、それをさらに左から補完するのがさざなみである。
忘れられているもの。
それはコウカイの名のもとに大量発生している失業者。
支配階級の強圧のもとで呻吟を余儀なくされている労働者。
連合や全労連のダラ幹の締め付けで二重の苦しみを味わわされている労働組合。
私のゆなハミダシ反戦(零細商工業者。いつの世も支配階級に利用された小ブル)のことはよいから、世界から戦争をなくすためにはどうするのか。
共産党が議会だけを脱階級の視点から自己目的化し、翼賛国会の片棒をかついでいる以上はなにも期待できない。