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(回答先: 今からでも間に合います 投稿者 * 日時 2003 年 10 月 29 日 10:34:13)
新潟5区で「白川勝彦・田中真紀子」の候補者調整を放棄した、
民主党執行部(菅直人、岡田克也、小沢一郎)の犯罪行為を弾劾する
03・10・28
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いよいよ、今日(10月28日)、衆院選が公示され、総選挙が正式にスタートしま
した。その中で、私の乏しい脳味噌を絞り上げ、史上最低・最悪の政権与党、自・公・
保(=小泉純一郎・池田大作)政権を叩き潰すため、その最大の目玉である、「対小泉
純一郎」の最終兵器としての田中真紀子、「対池田大作」の切り札としての白川勝彦を
民主党を軸とする野党陣営に引き寄せ、その相乗効果によって投票率を上げさせ、勝
利になだれ込むという作戦を本サイトで展開してきて、ようやく、「真紀子離党」とい
うところまで持ち込みました。
ところが、何と、何と、民主党執行部が、この最終かつ超重大な局面で、判断停止、
思考停止し、この真紀子、白川という「超スーパーヘビー級」のスター候補を“共食い”
させるという、前代未聞の失態をやらかしたことに、私ははらわたが煮えくり返ると
ともに、慟哭の涙をいま、禁じえません。
今回はちょっとその顛末を書き記し、私の一連の「デスクトップからの政局参戦」の
一つの区切りにしたいと思います。
私の本サイトでの書き込みを受ける形で、真紀子が10月20日以降、後援会の会合
の場で「離党」をほのめかし、22日に党本部に正式に離党届を提出するに及んで、一
挙に「真紀子旋風」に火が付いた形となりましたが、じつは何と驚くことに、民主党の
執行部は誰一人、この間、長岡に足を運び、田中真紀子、そして白川勝彦との会談の場
を持っていないのです。
確かに公示直前の25日に、真紀子が会見を開き、「政界再編の軸となる」というこ
とを言い、傍目に見れば、やや曖昧とも受け取れる発言をしましたが、それは自分を高
く売りつけるためにはある意味、当然であって、既に「離党届を提出した」ということ
に、政治的には重大な意味があるのです。それは、何度も私が本サイトで繰り返して指
摘している通りです。
今回、民主党と自由党が合併し、新民主党を立ち上げた出発点は、2つの党がバラバ
ラに候補者を立ち上げて選挙を戦っていたのでは、既に「自・公」が一体化した政権与
党には、到底、太刀打ちできない。そのための両党の合体だったのですが、その戦術的
な意味とは、一言でいえば、「共食い防ぐ」ということです。
承知の通り、現行の小選挙区制では、当選者を1人しか出せませんから、野党がバラ
バラに候補者を立てていたら、票が分散してしまいます。そのため、競合している選挙
区では、1人を小選挙区にそのまま残し、もう1人は比例代表に回して処遇することで
共食いを防ぐとともに、「有権者1人2票(小選挙区+比例代表)」という、相乗効
果を生み出すというわけです。
その意味では、新潟5区は、元自治大臣の白川勝彦に前外務大臣の田中真紀子という
候補者のタマがそもそもスーパヘビー級ということに加えて、このオッサン、オバハ
ンの馬力というのは、尋常を越えたエネルギーを持っているので、ハッキリ言って、ボ
ンクラ国怪議員20〜30人分の仕事を、1人で平気でやってしまうのです。
だとすれば、白川氏が民主党に入党したことを受け、もともと新潟5区が真紀子の地
盤であることを考えれば、白川氏を北信越ブロック(北信越が無理なら東京でもどこで
も)の比例代表に回し、真紀子に民主党の推薦を与えれば、それで済む話です。
ところが、今回の民主党執行部は、こんな中学生でもわかる「候補者調整」を、まっ
たくしなかったのです。
その理由について、考えられることは後から述べますが、ここで弾劾すべきは、代表
・菅直人、幹事長・岡田克也、一兵卒・小沢一郎の「結果責任」です。とりわけ、今回
一切、動かなかった小沢一郎の責任は重大で、その背信行為はここで徹底的に弾劾し
たいと思います。
私は人間の責任というのは、結局のところ、「何をなし、何をなさなかった」という
ことに尽きると思います。
マニフェストでも何でも、キレイゴトを言うのはどうでもいい。
しかし、「人間の本懐」とは、やるべきこと、やらなければならないことを、断固と
した決断と勇気によってやり通すという以外にありません。
今回の候補者調整(公認問題)を巡る、白川勝彦と菅直人のやりとりは、白川Web
サイトにアップされていますので、興味のある人はそっちを参照してもらうとして、そ
のやり取りを見るだけでも、菅直人の優柔不断ぶりがよくわかります。こんなオッサン
が「次期首相候補」なのかと思うと、ウンザリしますが、まだ、百歩譲って、“マニュ
アル人間”“草食動物”の菅直人、岡田克也のコンビが動かない(動けない)というの
は、前からわかりきっていましたので。
それは『現代』11月号の小沢一郎と田中康夫の対談で、田中康夫が次のように述べ
ていることからもわかります。
<田中 まずは、菅・岡田コンビの発想を、かなりの部分、変えないと(苦笑)。い
ま求められているのは、的確に認識し、迅速に行動し、明確に責任を取るリーダーです。
つまり、新聞型でなく、雑誌型の編集長が求められているわけです。新聞は締め切り
の時間に間に合うように、キャップが見て、校閲が見て、その前に面取りして、一旦進
んだ部分には変更を加えない、予定調和の公共事業みたいなもんですよ。
雑誌はもっと臨機応変でしょ。最初に「こういう切り口でいこう」と決めたって、途
中で別の真実が判明すれば、苦労して取材したコメントもボツにする。いい原稿でなけ
れば、印刷を止めてでも書き直させ、見出しを変え、電車の中吊りまで変えることだっ
てある。一度決まった方針でも、間違いだったと思ったら、Uターンさせ、中止させる
のが雑誌の編集長型です。
小沢 民主党内でも「事務局がほとんど旧社会党の書記局出身で占めている。そこが
問題だ」と言われているようですが、彼らと話してみると、それなりに理屈はわかって
いるんですよ。やっぱり使う方の政治家がしっかりしていないと思う。>
問題は、こうした「新聞型」の菅・岡田執行部の欠陥を補うために、「編集長型」の
小沢一郎が、肩書に縛られない、その機動力に富む“一兵卒”という形で入ったはずな
のに、何と、驚くべきというより、呆れ返ったことに、今回の候補者調整に、小沢一郎
が全然、動いていなかったことです(ちなみに、私は念のため、10月24日の午後、
衆議院会館の小沢一郎の部屋に電話をして、私の名前と自宅電話番号を告げたうえで、
秘書に「新潟5区の候補者調整をよろしく頼みますと、必ず、小沢党首にお伝えお願い
いたします。頑張って下さい」と言いました)。
本当に私はこの小沢を許せないというより、目の前でハラを切ってもらいたい思いで
す(#んで、ワシが最後に奴のクビをはねて、介錯したるがな)。
よく小沢一郎は何度も、今回の総選挙で「政治生命を絶つ覚悟」だとか仰々しいコト
バを振りまいていますが、だったら、その言葉通り実行するのが当然でしょう。「有言
実行」とは、まさに彼のためにある言葉です。
私はてっきり、真紀子が離党表明をした直後に、長岡に足を運んで、真紀子、白川と
面会し、3者会談を持って、一緒にメシを食い、酒を酌み交わしながら、てっきり、血
判状にでもサインをした“倒幕の密約”を交わしたもんだと思っていました。ちなみに
長岡は私の地元ですが、あまり目立たずにメシを食う場所なんて、あのへんにはいく
らでもありますし。
ところが、驚いたことに、小沢一郎は田中真紀子にも白川勝彦にも会っていないとい
うのです。これは本当に信じられないことです。
確かに、このITの時代、携帯電話や電子メールで大抵の用は足りますが、しかし、
「政局」を動かす状況では、本人同士が直接、サシ向かいで会って激論を交わし、話を
まとめるというのは、小学生でもわかるイロハの「イ」です。が、今回、小沢はそれす
らしていないのです。いったい、これはどういうことでしょうか。そして、彼は本当に
「政治家」なのでしょうか。
同時進行していた、自民党の長老2人(中曾根、宮沢)の候補者調整問題では、あの
小泉、安倍が、自分の父親ぐらいの年の差があるじいさんの首の鈴をつけるため、「政
治テロ」だなんだという反撃を受けてまで、それをちゃんとやっているわけです。それ
によって、「老人いじめだ」「他にジジイは小選挙区から出てるのはどういうことだ」
という猛バッシングを受けながらも、やるべきことを実行した。本当に「オー・マイ・
ガッド」とはこのことです。
民主党の対応としては、当然、白川候補を比例に回して真紀子を“援護射撃”をする
のがスジで、1万歩譲って、それがもろもろの事情で無理であるとするなら、それは党
として白川候補に公認を与えるのがスジです。少なくとも「野党統一候補、自・公・保
政権打倒、菅直人総理実現」を旗印に、白川氏は真紀子よりも先に出馬表明したわけで
すから。んで、真紀子への対応は、選挙結果を見てから判断すればいいわけです。
こんな中学生レベルでもわかることを、候補者調整もしない、白川公認も与えないと
いう、民主党執行部は最低最悪の対応をした結果、もちろん、反自・公の候補が「真紀
子」「白川」に分裂したのはもちろん、有権者の側も「あれっ、真紀子サンは民主党の
本部がサポートしてんのに、白川サンは民主党の県連が推薦してんだよね。これって一
体どういうこと?」と、非常にわかりにくいわけです。もう、これは本当に致命的なの
です。
んで、これで最悪のケースは、「漁夫の利」で自民党公認の星野行男が当選してしま
うことです。そこで「高笑い」するのは、小泉純一郎と池田大作です。もう、チョー勘
弁って感じです。
じつは私は公示日前日に白川氏と電話で直接、話したのですが、こう言ってました。
「真紀子だって、活動に入ったのが遅いから、言われるほどラクな戦いではない。で
あれば、オレを比例に回して、真紀子を推薦にすれば済む話だろう。でなければ、党と
してはオレを公認するのが、当然、スジだ。そのことを党本部に何度も言っているんだ
が、全然、ラチがあかんのだ」
それ以上の話はもう私は書けませんが、28日午前零時を過ぎ、公示の日を迎えた瞬
間、私は涙が止まりませんでした(#ということは、さるエライ方は車椅子にふんぞり
返って、高笑いしとるわけやな)。
どうして、真紀子、白川の2人が同じ選挙区で戦わなければならないのかという憤り
はありますが、この新潟5区の候補者調整が「政局」はもとより、今後の日本の政治を
左右する重大な問題であるのを、わかっていたのか、それともわかっていながら、わざ
と無視したのか。
この悔しい思いが、小沢一郎にわかるか、ということです。
カネも知名度もない、一無名の売文業者が、一銭のカネにもならないことに、どれだ
けのエネルギーと情熱をこの間、注いだか、それがわかるか、ということです。
こうした「調整」を行うのが、本来、政治家でしょう。それをしなかった「不作為の
罪」こそが、まさにいま、弾劾されるべきだと思います。
私はここで民主党が白川のオッサンを比例に敢えて回さなかったのを、「信濃町」に
対するサインではないかと勘繰っています。つまり、「与野党伯仲の際は、首班指名は
よろしく」というメッセージです。それ以外、理由が考えつかないのです(#小沢一郎
はまた信濃町から鼻薬でもかがせられたんかいな)。
逆に、この程度の候補者調整能力すら、小沢一郎にないとすれば、彼は既に民主党内
で権力を持っていない、名実ともに「一兵卒」でしかない、ということになります。
それを考えると、小沢一郎の週刊ポストでの「打倒・信濃町」発言は、単なる“ヤラ
セ”だったということになります。こうした「言行不一致」が、有権者の「政治不信」
を醸成させ、ゆくゆくはデモクラシーを死に追いやるのです。
しかし、私は今度の民主党執行部の対応に失望はしていますが、しかし、政治そのも
のに絶望はしていません。
というのは、所詮、永田町を蠢く大多数の有象無象連中は、その程度のものでしかな
いという諦観が、そもそもあるからです。そして、「ウソをつく」、「平気で人を裏切
る」というのは、まさに人間だからゆえに行ってしまう「本質」ともいえるからです(
その点、ペットや家畜は愛情を注いだら、必ずそれを返して、絶対に裏切らないといい
ますしね)。
まさに政治の理想とは、「日暮れて、道遠し」の典型です。
まあ、この間、個人的にはケッコー楽しいヒマ潰しになりましたので、また、これに
懲りずに、ゲリラ的にデスクトップからの「政局参戦」を遊びたいと思います。
とりあえず、今回の選挙では、私は比例代表は共産党に入れますが(社民党は辻元チ
ャン問題をシカトしたため、それに対する抗議の意思として、今回は入れない)、小選
挙区は民主党候補にするつもりでしたが、この問題で、ペンディングですね。場合によ
っては棄権、白票もありえます。まあ、投票日までに、まだ時間がありますから、その
間の動きも見ながら、最終的に判断すると思います。
http://furukawatoshiaki.at.infoseek.co.jp/article/1028.html