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拉致だけ内閣。宮崎学【東京新聞:阿修羅ダウン中の記事、ちょっと前だが投稿もなかったようなので、、。】
10月9日
「愛国主義とは、悪党の最後の避難所である」。十八世紀の英国の詩人
で批評家のサミュエル・ジョンソンの言である。
わが国では、構造改革の名のもと「官僚による官僚のための政治」への
傾斜が強まっている。内政とりわけ経済は失政により二進も三進もいかな
くなった。九月の自民党総裁選挙では、最も「派閥的に」機能したのが小
泉首相の属する森派だった。だが首相は「脱派閥」を繰り返した。「自民
党をぶっ壊す」のかけ声も、当選後は「党が一丸となって…」に変わった。
このような詐欺的手法は徐々だが、国民に見透かされ始めてきた。そこ
で、我が為政者、小泉首相は愛国主義という避難所へ逃げ込む態勢を整え
た。これが首相による内閣改造と、”ネオコン派”安倍晋三氏の自民党幹
事長起用であった。
北朝鮮による日本人拉致間題をテーマに、この国の民衆の愛国心をかき
立て失政を覆い隠そうとするのである。「構造改革」とは名ばかりの、政
策も何もない、かけ声だけの軽い言葉を濫用するこの内閣に、名を付ける
なら「拉致だけ内閣」ということになる。
ジョンソンはこうも言っている。「残酷物語ほど関心を喚起するものは
ない。敵がいかにして子供を惨殺し、処女を強姦したか、という報道で失
敗することはまず無い」と。私はこの言にも同意する。(作家)
関連投稿。
拉致ヒステリーの落とし穴 【ニューズウィーク日本版 / 2003.10.22】
http://www.asyura2.com/0311/war41/msg/780.html
投稿者 クエスチョン 日時 2003 年 10 月 24 日 20:46:33:WmYnAkBebEg4M