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助教授死亡で白装束メンバー5人、傷害容疑で逮捕
福井市に拠点を置く白装束の団体「パナウェーブ研究所」(千乃裕子代表)の関連施設内で今年8月、福岡教育大学の助教授が死亡した事件で、福井県警は5日朝、助教授を暴行していたメンバー5人を傷害容疑で逮捕した。
団体の“教え”として「精神を高めるために」メンバーの体を殴打する行為が恒常的だったという。県警は、団体の実態解明に全力を挙げる。
死亡したのは千草聡さん(40)(福岡県宗像市)。調べによると、今年8月7日、メンバー数人が福井市五太子町の団体施設敷地内で、千草さんの背中などを棒のようなもので重ねて殴打した疑いがもたれている。
千草さんは団体メンバーの1人で、8月1日から8日まで休暇を取り、施設を訪れていた。殴打後、倒れて横たわり、団体が119番して救急車が到着したが、すでに心肺停止状態だったといい、搬送先の病院で死亡が確認された。
当時、テント内の気温は約50度あり、県警は解剖の結果、外傷性ショックと熱中症が重なった複合的なものが死因と断定。傷害容疑で施設を捜索、施設内にいた約70人のメンバー全員の事情聴取。その結果、互いに棒で体をたたく行為を日常的に繰り返していたことが判明、県警は、この行為が死亡につながった可能性があると判断した。
これまでの調べに対し、メンバーらは殴打については認めたが、「精神力を高めるためで、傷つける意思はなかった」などと主張しているという。
県警などによると、団体の上部組織は1977年に結成され、「共産主義者が(電磁波の一種の)スカラー波で地球を滅ぼそうとしている」などと主張、93年、同市内に研究所を設置していた。
今年4月末から、白づくめの車列を組んで岐阜、長野、山梨県を迷走、公道を不法占拠するなどして各地で住民とトラブルを起こし、5月9日に福井市に戻ってきていた。出版社など関連グループを含め、会員は約1200人。(読売新聞)
[12月5日10時22分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031205-00000102-yom-soci