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(回答先: 原因究明を待ちます 投稿者 そら 日時 2003 年 11 月 30 日 18:24:01)
H2Aロケットの打ち上げ失敗で、宇宙航空研究開発機構は、大型固体補助ロケット(SRB)のノズル(噴射口)が損傷し、周辺が異常な高温にさらされたことが引き金との見方を、30日開かれた宇宙開発委員会の調査部会に報告した。異常高温により、SRBとロケット本体の結合部を爆破する火薬への導火線が断線して、分離機構が働かなかった可能性が高いという。
打ち上げの約1分後、ノズル外側の温度計のデータが、正常の二十数度から120度以上に急上昇して振り切れた。さらに、付近のノズル駆動装置や燃焼圧力計が次々と異常を示した。
ノズルは強化プラスチックなどでできており、内部を固体燃料の燃焼ガス(約2500度)が流れる。何らかの原因でノズルが破損して、このガスがノズルの外側に漏れ、周辺の機器や、SRB分離用の導火線を破壊したらしいという。
この間も、推力や飛行は正常だったため、燃料の異常燃焼などではなく、ノズル自体に問題があった可能性もある。
固体ロケットのノズル損傷は、00年に文部省宇宙科学研究所(当時)が失敗したM5ロケットの例がある。宇宙機構は、この事故の調査に当たった専門家の協力を求めて原因究明を進める。
(11/30 19:41)
http://www.asahi.com/science/update/1130/001.html