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(回答先: <連続婦女暴行>青森県警幹部2人が辞職 息子逮捕で(毎日新聞) 投稿者 シジミ 日時 2003 年 11 月 18 日 17:17:31)
2003年11月18日(火) 東奥日報
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2003/1118/nto1118_8.html
息子の犯罪で三戸署長ら辞職願
県警本部が十七日までに、県内二警察署の署長ら幹部二人から提出された辞職願を受理したことが分かった。辞職の理由は「一身上の都合」とされるが、二人は県内で起きた未成年者(少女)への連続強姦(ごうかん)事件で、公判中の二被告の父親であることから、息子の凶悪事件で引責を決断したとみられる。県警は十九日に開かれる県公安委員会に報告、承認を得た後、決定する方向で、今月中に辞職に伴う人事異動を発令する方針とみられる。県警幹部職員が任期半ば、年度末の異動期を待たずに辞職するのは極めて異例のこととなる。
辞表を提出したのは、三戸署長の古澤謙一警視(55)と、板柳署次長の工藤和行警部(52)の二人。関係者の話を総合すると、二人は、県内で起きた未成年者への連続強姦事件で逮捕起訴され、現在、青森地裁で公判中の二被告の父親。公判廷で、両被告の悪質な犯行が明らかにされており、二人は県警幹部としての組織の指揮や警察官の士気への影響、社会的責任を考慮し決断したとみられる。
この間、一部写真週刊誌が十月、二被告の犯行と、その親である二人を名指しで批判する記事を掲載したほか、工藤警部の息子(被告)が十三日の裁判官による被告人質問で供述調書にある「(青森署の捜査段階で)父に(容疑者とみられる人物の)似顔絵を見せられた」ことを認めたことなどから、県警の捜査活動が、証拠隠滅につながった恐れもあるのではないかなどの指摘を受けるなど、反響が広がった。
県警捜査一課によると、似顔絵は事件発生後、作成されたもの。公表はされなかったが、県内二十署に配布されていた。
似顔絵を見せたことについて、県警警務部は「現段階(十四日)で悪意を持った情報漏えいではないと思われる」としていたが、二人は社会的責任から辞任を決断した。
県警本部は、既に二人から出された辞職願を十七日までに正式に受理した。十九日の県公安委員会で一連の経緯と事情を報告した後、県警本部長が、二人の後任を含め異動を発令する方向だ。一線署の所属長級の警察官が、定年を待たず、任期半ばで自ら辞めるのは最近ではほとんど例がない。
◇
できるだけの償いを 古澤謙一・三戸署長
親としての責任を取らなくてはならないと、事件以来苦しみ悩んできた。辞職は以前から決めていた。九日に衆院選が終了、大きな仕事もひとヤマ越えたため、けじめをつけるため決断、十三日に辞表を提出した。息子の事件の捜査に対し、自分の立場を利用して何かをしたということは断じてない。被害者の方に対しては、できるだけの償いを考えたい。