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入試不正その他
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投稿者 武田信弘 日時 2003 年 11 月 19 日 08:33:06:Gg2Nt935plL5Y


 幾つかのことについて書いてみよう。今現在進みつつあり、もうすでにかなりな程度まで進んでしまったかなり大規模な高校入試不正は色々な社会的問題を引き起こしていく核のような働きをしていくだろう。具体的な仕組みを見てみよう。高校へ裏口入学した生徒は当然卒業したいだろう。ところが、元々学力がない場合は成績が悪く、単位不認定で退学になる。それを回避するために、定期試験を金で買うようになる。その結果は、ますます勉強しなくなるから、今度は、問題を流す側、つまり教員のほうが授業の質を落とすようになる。そうやって、学校全体の教育水準が下がる。実を言えば、私立大学のかなりの部分が、従来からこんな形だった。高校でも、それがいわゆる底辺高ならいいが、進学校の場合は、進学先を金で買おうとするだろう。入り口を確保したのに出口を確保しないのは、せっかく入り口での高い入場料が無駄になってしまい、ある意味片手落ちだ。そうやって、今度は、大学教育で、それも、かなり高レベルの大学でそういうことが起こるようになる。そして、ここでも、出口確保が問題になり、それは、当然のように、公的部門へ向かうだろう。教員をはじめとして、市役所、そして、中央官僚やさまざまな財団や外郭団体、そういった、民間として競争しなくても済む機関へ就職を確保しようとするはずだ。その結果は、今問題になりつつある、役人による国家予算、公的資金の食いつぶしだ。年金資金で建てられた各地の温泉施設は、多分、数億円のリベートを取るために、数十億円の無駄使いをしたというものだ。一度、公的な機関へ就職してしまえば、今度は、今まで払った分を取り戻そうとして、今まで以上に、不正を働くことになるだろう。そして、行き着くところまで行かないと、この問題は表面化せず、表面化するころには、今の北朝鮮と同じことになっているはずだ。
今、色々な形で行政側にたって、僕の告発を抑えようとしている人たちに、ぜひ、お願いしたい。僕の前任校では、実際に授業内容が大幅に低下した。公的資格さえ金で売買されていた幾つかの証拠があった。そのうち、多分、5,6年から10年もしたら、どうにも是正しようがない規模にこの不正の影響が大きくなっていくはずだ。それを、皆さんは望むのだろうかとお聞きしたいのだ。
イラク戦での米軍の動きはあまりに精彩がない。まるでベトナム戦争をみているようだ。あれは、米軍がわざと勝たなかった戦争と言われている。つまり、軍需産業の利益を最大化するために、戦争を長引かせたわけだ。今、アメリカの状況は、軍需産業の利益もあるが、それ以上に、ドルの国際決済通貨という立場の維持と言う問題が残っている。これがなくなれば、ドル安の影響が実際化してしまい、ドルの暴落、資金の米国外への流失などが起こり、株価などは、1割ぐらいになってしまうだろう。だから、やはり、ドルの国際決済通貨と言う立場がどうやって維持されようとしているのか、それを見ていく必要がある。別の言い方をすれば、誰がドルを脅かす行動をしているか、それが問題だ。
アルカイーダからの日本を含めた数カ国へのテロ予告は、次の背景を考える必要がある。つまり、アメリカ同時テロにはさまざまな不自然な点があり、米国大統領が背後に隠れていた可能性が高い。未だに、アメリカに対する債権量では世界一の日本も、それらの債権を現金化できなければ、何の意味もない。日本に取って意味がないばかりか、米国にとっては、非常に意味のあるものだ。

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