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(回答先: サカキバラ事件の少年Aの少年院出所後の身の安全の保証は? 投稿者 まさちゃん 日時 2003 年 11 月 06 日 14:35:11)
神戸連続児童殺傷事件で犯人とされ、現在医療少年院に収監中と言われるA氏(事件当時14歳)がまもなく出所するということで、各マスコミがまたもや煽動的な報道で世情不安を煽っている。
思えば、少年による凶悪事件の魁として象徴的な役割を果たしたこの事件は、メディアの犯罪性を浮き彫りにした事件でもあった。現在に至るも性懲りもなく煽動的なタイトルでA氏への憎悪をかき立てるような報道を確信犯的に続けているマスコミ各社の意図は、自らの過ちに気づきながらも、もはや取り返しのつかぬところまで来てしまったという自覚の裏返しのようにも見える。
すなわち、実際には無実であるA氏が出所し、真相を語るという事態をあらかじめ抑えこんでおこうという意図が見える。メディアがこれをどこまで行政当局(法務省、警察)との協力体制に基づいてやっているのかは定かでない。
A氏は本当に退院するのだろうか。もし退院するとしても、当局による厳重な監視下に置かれ続けることは疑いない。もちろん、再犯を防止するためなどではなく、A氏が自らの潔白を公に語るなどの「危険な」行動に出るのを防止するためである。
また、気になるのは、被害者の父親である土師守氏が、A氏の退院の日時と彼の住所について明らかにするよう執拗に要求していることだ。法務省は、土師氏はじめ被害者遺族に対して、A氏が退院した当日に退院の事実を明らかにすることを約束したという。被害者遺族がA氏の所在を知り続けることにどれほどの意味があるのか? 再犯を恐れるというなら、出所などさせてはならないはずである。
何よりも気になるのは、退院後のA氏の身の安全である。彼が「酒鬼薔薇聖斗」であると信じ込み、このような凶悪犯は天誅に値するなどと考える輩が出る可能性はある。否、さらにあり得るのは、そのような輩による仕業であると偽装して、A氏を亡き者にしようとする企てである。
何度でも書くが、神戸連続児童殺傷事件は、この国の抱える闇が集約された象徴的な事件である。
非常に遺憾なのは、この闇が晴れる日がA氏の退院によって近づくとは考えにくいことだ。
われわれにできることは何だろうか。