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2003年10月29日(水) 東奥日報
日本海の巨大クラゲ三沢にも襲来
かさの直径が一メートルを超すエチゼンクラゲが昨年に続き山陰から東北にかけての日本海で大量発生、本県では日本海側だけでなく太平洋側にも押し寄せている。定置網がクラゲでいっぱいになり、水揚げの減少や網が破れるなどの被害が出ており、関係者は頭を痛めている。
エチゼンクラゲは大きいもので直径二メートル、重さ二百キロにもなる。対馬暖流に乗り北上するもようで、本県の日本海側では九月下旬ごろから確認された。県水産総合センター(鰺ケ沢)のこれまでの調べで、深浦漁協では一つの定置網に七百匹以上入った日も。原因はつかめていない。
太平洋側のクラゲは津軽海峡を通って南下したとみられる。三沢市沖でも今月中旬から確認された。定置網がクラゲで埋まりサケが入らないという。三沢市漁協の澤口政仁組合長は「いつもならサケが一日五千−一万匹の水揚げがあるが、最近は数百匹程度。対策を考えなければ」と話す。
また、クラゲと一緒に網に入った魚は白っぽくなり品質が低下し価格も低迷。カレイなどの刺し網は定置網より弱いため、破られる被害も出ている。
西海岸では魚種が薄い時期だが、深浦漁協の横岡正彦総務課長は「大型定置網の漁はクラゲ処理で倍以上の時間がかかっている。これから寒ブリ漁が最盛期。早くいなくなるのを願うだけ」とお手上げ状態。岩崎村漁協でも伊藤正組合長が二十八日、底建網漁に出たところ五十匹近いクラゲが入っていた。「このままでは漁にならない。網の修理も必要」と同組合長は嘆いていた。
※写真=28日に三沢漁港に揚がったエチゼンクラゲ。手前のかさは約直径1メートル10センチ。社会見学で訪れた岡三沢小学校の4年生たちは「気持ち悪い」
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2003/1029/nto1029_11.html