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小泉首相の秘書官飯島勲氏(58)の資産がこの4年間で急増している。出身地の長野県内に「別荘」を建て、高級車2台も購入。別荘を取得するために借りた2000万円余は2年足らずで返済していた。飯島氏は「(別荘は)大したものじゃない。小屋みたいなもの。著書の印税で返した」と説明している。
秘書は資産公開を定めた「大臣規範」の対象者ではないが、閣僚の資産が24日に公表されたのを機に、首相の分身とも例えられる秘書官の資産を本社が調べた。
「別荘」は長野県駒ケ根市にあり、出身地の同県辰野町から遠くない。飯島氏は年に数回、訪れて数日滞在するという。
登記簿などによると、木造平屋建て(床面積約160平方メートル)で敷地は約630平方メートル。00年8月上旬に完成した。ほぼ同時に2300万円の抵当権が建物に設定されたが、1年11カ月後の02年7月に解除された。
敷地は地元の建築会社の借地で、建物も同社が建築。県に提出された工事経歴書によると請負金額は2500万円。同社の社長は00年に首相の資金管理団体「東泉会」に個人名義で2回、計120万円を献金しており、東泉会は飯島氏が紹介したという。
99年12月には米国車キャデラック(排気量4.6リットル)、02年12月に限定生産1000台のトヨタのクラウンの復刻車オリジン(同3リットル)を購入しているが、メーカーによると新車の車両価格はいずれも700万円超だ。
飯島氏の年齢や経験年数の国会議員の秘書の場合、年収は1200万円前後。飯島氏によると、「別荘」建築時に組んだ銀行ローンは、完成から7カ月後の01年3月に発刊した自著の文庫『代議士秘書』の印税が入り、繰り上げ返済したという。発行部数は明らかにしなかった。「別荘」は同県内の福祉施設にいる姉妹が将来退所した際の自宅にするという。
キャデラックは販売会社の知人を通じて購入。オリジンは新古車で、いずれも「(新車と比べ)かなり安く買った」という。「資産が増えたという感覚はない」と話す。
飯島氏は小泉首相が初当選した72年から秘書を務め、メディア戦術の巧みさや省庁人事への介入などが取りざたされ、小泉内閣の「プロデューサー」とも評されている。首相の地元の神奈川県横須賀市の公共事業をめぐり、飯島氏が役員だったコンサルタント会社が受注業者から報酬を受け取ったことが国会で指摘されたこともある。
(10/26 10:52)
http://www.asahi.com/politics/update/1026/003.html