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福岡市の一家4人殺害事件への関与を認めた中国人元専門学校生、魏巍被告(23)が逮捕後、初めて公の場に姿を見せた。別の傷害と詐欺事件に対する22日の初公判。小さな声で淡々と名前を答え、終始うつむき加減で話す魏被告。一家殺害の残忍なイメージとはかけ離れた「普通の中国人学生」の姿に傍聴席からはため息が漏れた。
午後3時半、福岡地裁303号法廷。魏被告はピンクと青の縞模様のシャツに、白色ジャージー姿で入廷した。頭はスポーツ刈り。被告席では丸顔をやや紅潮させ、両手を前に組んで時折、深呼吸するように肩をゆっくり上下させた。
裁判官が証言台の魏被告に通訳を介して名前を聴くと、うつむいて「魏巍(ウェイ(ウェイ)」と短く答え、国籍は「中華人民共和国」と早口で述べた。職業は「没有(メイヨー)(ありません)」と話し目を伏せた。
起訴状朗読が終わり、傷害と詐欺の罪の認否を求められると、魏被告は中国語で「(異議を)述べることはありません」と、何度も首を横に振った。公判は約30分間で終わった。退席の際、ちらりと傍聴席に顔を向けた魏被告は、少しホッとしたような表情を浮かべた。
関係者によると、魏被告は、傷害と詐欺については「悪いことをした」と素直に反省の言葉を述べているといい、長引く取り調べで、やや疲れた様子も見られるという。【中尾祐児】
[毎日新聞10月22日] ( 2003-10-22-21:18 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031023k0000m040090000c.html