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http://www.asahi.com/national/update/1017/028.html
インターネットのオークションサイトで暴力団の「代紋」と称するバッジなどが出品されていることがわかり、警視庁は「公序良俗に反する」などとして、サイトを開いているヤフー(東京都港区)に売買の自粛を申し入れた。対応を検討中の同社は「品物が本物かどうかの確認でさえ難しい」と苦慮している。
「正真正銘 本物 住吉会 大代紋」。同社のサイトに17日現在、指定暴力団住吉会のものとみられるバッジが出品されていた。写真付きで「現在価格3万円、希望落札価格5万円」とあり、出品者からは「即決落札の場合、希少本物住吉会大代紋ステッカー1枚をサービス」とのコメントも。
9月末には、山口組の紋章をあしらった携帯電話用ストラップが出品された。18件の入札があり、最初の4000円が9000円までせり上がって落札されたという。組織犯罪対策3課は「この手の商品の売買は違法ではないが、バッジをつけて暴力団員を装うなど悪用されるとトラブルの原因にもなる」と自粛申し入れの理由を話す。
ヤフーは、法律で販売を禁止されている商品など14項目の出品禁止リストを定めているが、暴力団ものについての直接の規定はなく、「警視庁と相談して運用を協議する」という。 (10/17 17:47)