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生坂ダム殺人、供述全容判明(信濃毎日新聞) − 警察は受刑者に口止め「いろいろ喋られると困る」
http://www.asyura2.com/0311/nihon10/msg/131.html
投稿者 シジミ 日時 2003 年 10 月 14 日 05:00:01:eWn45SEFYZ1R.

(回答先: <告白殺害>長野県警本部長が謝罪 23年前の事件で(毎日新聞) 投稿者 シジミ 日時 2003 年 10 月 13 日 19:01:22)

東筑摩郡生坂村の生坂ダムで一九八〇年、同郡麻績村の会社員小山福来(よしき)さん=当時(21)=が水死体で見つかった事件で、公訴時効後の二十年後に殺害を告白した元受刑者の男性(54)が、別の事件で服役中(十一日出所)に県警の再捜査に対し供述した内容の全容が十二日、明らかになった。仲間の錯覚から何の落ち度もない小山さんを巻き込んで殺害し、殺人容疑での逮捕を逃れるため窃盗事件を故意に起こしたという元受刑者のあまりに身勝手な行動が浮かび上がっている。

<発端>

 元受刑者の仲間が「毎日同じ車が後をつけている」と訴え、車のナンバーをびっしり書き込んだノートを見せて「車を探しに行こう」と言い出した。八〇年三月一日昼ごろ、仲間の運転で通りがかった松本市の運動公園駐車場で、女性と一緒に乗用車にいた小山さんと遭遇。仲間が「あの車もそうだ」と言うので、元受刑者は「それなら本人に聞けばいいじゃないか」と話した。仲間は、小山さんが乗った車の近くに止め、運転席から「ちょっと」と小山さんに声をかけ、車に乗るよう誘った。

 小山さんを乗せて走っているうちに、「関係なさそう」と思い再び駐車場へ。ところが、小山さんの車はなく、女性もいなかった。元受刑者は、女性に警察に通報されたら、覚せい剤を常用していることがばれ「面倒になる」と考えた。小山さんには「麻績まで送る」と言い、途中で洗濯用ロープを購入。「いざとなったら絞め殺そう」と思った。

<実行>

 三人で食事をした後、松本市内の交番周辺で、小山さんが乗っていた車を見たような気がし、通報されたと思い込んだ。小山さんに女性へ確認の電話を入れさせると「まだ帰っていない」と言った。元受刑者は「やばい」と感じた。「警察が動けばパクられる(逮捕される)。人を殺すと、うなされたり、化けて出ると聞くが、試してみようという気持ちもあった」。殺害して、生坂ダムに捨てようと決意した。

 小山さんと後部座席にいた元受刑者は洗濯ロープを取り出し、冗談っぽく小山さんの首にかけて思いっきり引っ張り、手と足も縛った。仲間に生坂ダムで車を止めさせ、小山さんを、ダムに投げ込んだ。仲間は驚いて小山さんを助けようと、飛び込んだがすぐに戻ってきた。

 元受刑者は数カ月後、別件で捕まっていれば、「殺しとは結び付けないだろう」と考え、故意に自動車を盗み、塩尻署員に捕まった。取り調べで生坂の事件についても聞かれたが、適当にごまかした。

<不信>

 県警は当時小山さんの死を自殺と断定。だが、母のはつ恵さん(67)は「決して息子の死は自殺じゃない」と訴え続け、ロープを売っていた店を探すなど、独自に調査を続けてきた。二〇〇〇年四月に元受刑者からの犯行を告白する手紙が豊科署に届き再捜査。松本署は今月六日、元受刑者の書類を長野地検に送った。既に二十三年が経過していた。

 小山さんの殺害をはつ恵さんが県警幹部から知らされたのは、告白から三年半が過ぎた今年九月末。松本市内で十一日に開いた記者会見で、九日に高松刑務所で面会し、謝罪した元受刑者の話から、「(告白後の取り調べで)警察は『自殺にしてあるんで、いろいろしゃべられると困る』と、元受刑者に話したようだ」と、不信感をあらわにした。

 はつ恵さんは十二日、福来さんの遺体が発見された現場で法要を営んだ。

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