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(回答先: 日本における「宗教右翼」の台頭と「つくる会」「日本会議」 投稿者 なるほど 日時 2003 年 12 月 24 日 17:30:12)
2003年08月22日
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自民党の中山成彬衆院議員(宮崎1区)が96年12月〜98年2月、私設秘書の給与として計300万円を、大手商社ニチメンの詐欺事件の被告が会長を務めていた電気機器製造会社「帝菱産業」(大阪市)から提供されていたことが、毎日新聞の調べで分かった。政治資金規正法上の寄付行為に当たるとみられるが、中山議員の資金管理団体「成山会」の政治資金収支報告書に記載はなかった。中山議員は「事実関係を調査している。きちんと法的措置が取られてないのなら訂正の手続きを取りたい」と話している。
関係者によると、この私設秘書は96年10月の衆院選で中山議員が返り咲き当選した際に採用された女性で、東京・永田町の議員会館事務所に勤務していた。帝菱産業は、この女性秘書を同社の社員として雇ったように装い、同年12月から98年2月まで毎月20万円の給与を支払い、社会保険料も負担していた。
これは、帝菱産業の元会長の後藤丹後之介被告(68)の指示で行われたという。後藤被告は昨年、ニチメンに架空の工事契約を持ちかけて同社から手形など6億円余をだまし取ったとして大阪府警に逮捕され、現在、大阪地裁で公判中。大手商社を手玉に取った巨額詐欺事件として注目され、ニチメンは一連の取引による未回収の債権が約105億円に達したと公表している。
中山議員は「(選挙区の)宮崎県出身の後援者から『(私設秘書の給与の)面倒をみましょうか』と言われ、『ありがたい』と思ってお願いした。この後援者が支払っていると思っていたが、帝菱産業に依頼したのかもしれない。後藤被告や帝菱産業とのつきあいはない」と説明している。
この後援者は「自分が経営していた土木会社を整理した後だったので、後藤被告に頼んだ。私は後藤被告の会社に出資していたので、好意的に引き受けてくれた。中山事務所に経緯を知らせたとは思うが、議員まで伝わっていなかったのではないか」と話している。一方、後藤被告は「ノーコメント」と話している。
中山議員は旧大蔵省出身で86年に初当選し、現在4期目。帝菱産業が秘書給与を負担していた時期には自民党商工部会長を務めていた。副経済産業相などを歴任し、今年3月から衆院厚生労働委員長。妻の中山恭子・内閣官房参与は北朝鮮による拉致被害者支援を担当している。
[毎日新聞8月22日] ( 2003-08-22-03:00 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200308/22/20030822k0000m040150000c.html