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<カレー事件>真須美被告に1億円余の支払い命令 和歌山地裁
和歌山市の毒物カレー事件の3遺族やヒ素中毒になった住民38人が、殺人罪に問われている林真須美被告(42)=1審死刑判決、大阪高裁に控訴=に、慰謝料など総額1億3755万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が25日、和歌山地裁であった。礒尾正裁判長は原告側の主張を認め、真須美被告に総額約1億1800万円の支払いを命じた。
原告側は、事件関係者の調書など刑事裁判の資料を証拠として提出していた。
訴訟は99年7月、住民24人が1人当たり200万〜500万円の支払いを求めて訴え、その後14人が追加提訴。刑事裁判の進行を待ち、00年4月の弁論を最後に凍結されたが、昨年12月の死刑判決を受けて再開された。さらに今年3月、犠牲になった4人のうち谷中孝寿さん(当時64歳)、田中孝昭さん(同53歳)、鳥居幸さん(同16歳)の遺族が1人1000万円の支払いを求めて提訴し併合審理されていた。
真須美被告は訴訟で代理人を立てず、「事件に関与していない」と、請求棄却を求める書面を提出しただけで、実質的な弁論はなかった。原告側は真須美被告の証人出廷を求めたが、認められなかった。
刑事裁判の1審判決によると、真須美被告は98年7月25日、自治会の夏祭りで住民らが調理したカレー鍋に、住民らを無差別に殺害する目的で致死量以上のヒ素を混入。カレーを食べた原告ら63人をヒ素中毒症状にさせたほか、4人を死亡させた。【花牟礼紀仁】(毎日新聞)
[12月25日13時35分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031225-00001069-mai-soci
林被告、民事でも“有罪” 和歌山の毒カレー事件
和歌山市で4人が死亡、63人がヒ素中毒になった毒物カレー事件で、殺人罪などに問われ1審で死刑判決を受けた林真須美被告(42)=控訴中=に対し、遺族と被害者が総額約1億3750万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が25日、和歌山地裁であり、礒尾正裁判長は、真須美被告に約1億1800万円の支払いを命じた。
判決理由で礒尾裁判長は「真須美被告がカレーにヒ素を入れたと推認される。過失で混入したとは考えられず、加害の故意は明らか」と述べた。
真須美被告は弁護士を付けず、答弁書で「ヒ素混入については否認する。刑事裁判としても確定しておらず、原告らの主張は争う」などと反論しただけで一度も出廷しなかった。
賠償が命じられても、真須美被告に賠償の資力はないとみられ、被害回復は難しい。(共同通信)
[12月25日14時31分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031225-00000096-kyodo-soci