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(回答先: 建国義勇軍事件：刀剣友の会会長ら６人逮捕 広島県教組銃撃で（毎日新聞） 投稿者 竹中半兵衛 日時 2003 年 12 月 19 日 10:48:42)
http://www6.plala.or.jp/carryback/index.html
http://www6.plala.or.jp/carryback/page043.html
建国義勇軍逮捕（１９日)
今日、アーレフ（旧オウム真理教）の東京道場や北朝鮮関連の組織などに銃を撃ち込み、田中均外務省審議官や野中広務元内閣官房長官らに銃弾を送りつけていた「建国義勇軍」のメンバー６人が銃刀法違反で逮捕されました。その正体は「刀剣友の会」という名前の一見刀剣愛好者の団体ですが別名「日本人の会」といい、「日本国籍を有せぬ者及び左翼は入会できない」という右翼組織でした。今回逮捕された一人、Ｍ会長は常日頃から「千の言葉より一発の銃声で１万人の心情を変えることができる」「私は日本の捨て石になる」と話していた、ということです。
刀剣友の会は「日本を真の独立国に変えてゆくことにそれぞれの立場で精いっぱい参加しようと望む現代の『さむらい』集団です」と主張していますが、その「さむらい」は銃を使い、銃弾を匿名で送りつける卑怯者だったわけです。「さむらい」が聞いてあきれます尖閣諸島に強行上陸したときも、島で日本刀を構えた姿で写真を撮り「良識ある日本人として敢行した」と主張しています。
そして、「刀剣友の会」は民主党（自由党出身）の西村真悟衆院議員が最高顧問を務める団体でした。刀剣友の会は西村に政治資金を提供するなど、深いつながりにあったようです。建国義勇軍の背後に「狂気の差別主義者」「国会の汚点」西村がいた、というのなら納得できます。西村は文字通り国会の汚点というべき唾棄すべき存在です。
西村は平成９年、石原慎太郎や宇宙戦艦ヤマトのプロデューサーの西崎義展らと領土係争中の尖閣諸島に強硬上陸した議員として有名です。そんな狂気のタカ派、西村は防衛政務次官だった平成１１年１１月１９日に週刊プレイボーイでとんでもない放言を行っています。
インドとパキスタンの核武装について
核を両方が持った以上、核戦争は起きません。核を持たないところが一番危険なんだ。日本が一番危ない。日本も核武装した方がええかもわからんということも国会で検討せなあかん（略）
個人的見解としてね。核とは「抑止力」なんですよ。強姦してもなんにも罰せられんのやったら、俺らみんな強姦魔になってるやん。けど、罰の抑止力があるからそうならない。周辺諸国が日本の大都市に中距離ミサイルの照準を合わせておるのであれば、我々はいかにすべきなのかということを国会で論議するじきに日本も来てるんです
（社民党から批判があるが）あいつらはアホですわ。だからボク、社民党の女性議員にゆうてやった。「お前が強姦されとってもオレは絶対救ったらんぞ」と。（略）
集団的自衛権は「強姦されとる女を男が助ける」という原理ですわ
北朝鮮不審船の領土審判事件が再発した場合の対応について
今の段階では海上警備行動の発令でしょう。でも、今度はやる。ホンマにやる。ほんまに撃って、そんで撃沈する
何ともものすごい発言です。国会議員としての品位のかけらもない発言です。当然野党議員の反発もものすごかったですが、そのターゲットは西村個人ではなく、このような人物を防衛庁政務次官という役職に就けた小渕首相の任命責任に向かいました。というのも小渕首相は政務次官の人選が大切だ、として「首相主導で」政務次官の人選をした、と公言していました。すなわち小渕首相が防衛問題が微妙な時期（日米ガイドラインや沖縄の米軍基地問題での土地収容問題など、さまざまな防衛問題が噴出していた時期でした）だから、ことさら西村のような危険人物を防衛政務次官につけたのではないか、と疑いが小渕に向けられたためです。
非核３原則を堅持する立場の人が核武装に言及するのは看過できない。問題は、軍拡志向を持った西村さんを小渕恵三首相がそれを知りながら任命したことだ（鳩山由紀夫・民主党代表）
非核３原則という国是に反することを政府の責任ある立場の政治家がいうことは許されない。こういう人を任命した首相の見識が問われる（志井和夫・共産党書記局長）
結局西村は１６日に辞表を提出、「問題提起が悪いといわれるなら、議論自体が成り立たない」と開き直りの言葉を残して自衛官の栄誉礼を受けながら辞任しました。むしろ２７日の参院決算委員会で小渕首相の方が
国是の非核３原則に関わるものであり、女性についての発言は女性の気持ちや人権を踏みにじり、全く論外。政府の要職にあることを深く自覚して、適切に対応すべきだったと誠に遺憾に思う
と謝罪をしました。失言をした本人が謝罪せず、起用した首相が謝罪する。「気配りの小渕」らしい奇妙な気の配りようでした。
西村のいう「問題提起が悪い」のは、政府の要職にあるものです。一般議員ならば問題提起を行い、議論するのはなんの問題もないでしょう。しかし、西村は「日本の武装」に携わる防衛庁のＮＯ．２なのです。西村が「核武装の是非について問題提起する」ならば、それは防衛庁内での議論となります。核武装は非核３原則によって否定されているので、国会での非核３原則見直しから議論しなければならないのに、それを飛び越えて「防衛庁での議論」になってしまいます。西村が一般議員ではなく「防衛政務次官」として問題提起をするのは危険なのです。それは基地にいる自衛官が隠れて議論するのと同じレベルになるからです。１国会議員ではなく政務次官であるならば、自ずから立場というものがあるのです。それをわきまえない西村は、本来国会議員である資格もないのです。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。