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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20031220it05.htm
「征伐隊」グループによる襲撃・銃弾郵送事件の一連の犯行のうち、今年10月、日本教職員組合(日教組)本部(東京・千代田区)に不審物が置かれた事件で防犯ビデオに映っていた男は、逮捕された日本刀愛好会「刀剣友の会」会長村上一郎容疑者(54)ら6人とは別人物だったことが20日、警視庁などの合同捜査本部の調べでわかった。
また、6人以外の愛好会会員が、調べに対し、広島県教職員組合への銃撃など、今回の直接の逮捕容疑である3事件への関与を認めていることも判明。捜査本部は、一連の事件にはさらに数人の男が関与していた疑いがあるとみて、全容解明を進める。
調べによると、10月26日夜、複数の報道機関に「建国義勇軍国賊征伐隊」を名乗る男から「日教組本部にプラスチック爆弾を仕掛けた」などとする電話があった。警視庁で調べたところ、日教組本部が入る「日本教育会館」の正面玄関横に、リード線をつないだ粘土が置かれているのが見つかった。
同会館には玄関付近を撮影する防犯ビデオが設置されていたことから、映像を解析した結果、この日午後9時49分にショルダーバッグを持った不審な男が映っていたことが判明。警備員が最後に玄関をチェックした同日夕から、不審物を発見する午後9時58分ごろまでに映っていたのは、この男だけだったことから、警視庁はビデオに撮影された男が犯人との見方を強めている。
男は帽子をかぶっているため、はっきりと顔は確認できていないが、これまでに逮捕された6人とは、身体的な特徴が明らかに違うという。
また、捜査本部は、「刀剣友の会」会員への強制捜査に着手した19日から、逮捕した6人以外の同会関係者十数人についても任意で事情を聞いており、そのうち1人は、広島県教組やオウム真理教関連施設への銃撃事件に関与したことを認める供述を始めたという。この男は、日教組本部事件で防犯ビデオに映っていた男とは別人とみられる。
一方、逮捕容疑の3事件のうち、オウム真理教関連2施設に対する銃撃は、村上容疑者が自ら発砲していた疑いの強いことが、捜査本部の調べでわかった。
3か所の銃撃事件で逮捕された容疑者の1人が、調べに対し、「オウム真理教大阪道場の銃撃は、自分が車を運転して村上容疑者と一緒に行き、村上容疑者が発砲した」「オウム真理教東京道場の銃撃も、村上容疑者が発砲した」などと供述。別の容疑者も「村上容疑者が事件の中心的役割を果たしていた」などと話しており、捜査本部で裏付け捜査を進めている。
(2003/12/20/15:16 読売新聞 無断転載禁止)