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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031210-00000504-yom-soci
裁判官への任官・再任希望者の適格性を審査する最高裁の「下級裁判所裁判官指名諮問委員会」(委員長・奥田昌道元最高裁判事)は、来年に任期が切れる再任希望者181人のうち、6人を「不適格」とする答申をまとめ、10日午前の最高裁の裁判官会議に報告した。
最高裁が同委員会の答申結果に反する決定をする場合には、同委員会にその理由を説明する義務があるため、答申結果を尊重する可能性が高く、この6人については任期が切れた後は再任されない公算が大きい。
今年新設された同委員会は、有識者や法曹関係者で構成され、裁判官の指名について裁判所外からの意見を反映させるため、任官・再任希望者全員について適格性を調査する。同委員会が、再任希望者の「不適格」を答申したのは初めて。
今回の審査対象は、職業裁判官181人と、弁護士からの任官希望者11人などで、このうち職業裁判官6人のほか、弁護士4人も任官不適格とされた。
裁判官は任官後、10年ごとに任期を迎え、これまでは、最高裁が再任するかどうかを決定していた。再任が認められなかったケースは過去にも数件あるが、1度に6人もの再任が認められない事態はなかった。
同委員会は今秋、司法修習を終えたばかりの任官希望者108人について、8人を「不適格」とする意見を答申。最高裁は答申通り、この8人を採用しなかった。(読売新聞)
[12月10日15時20分更新]