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沖縄県糸満市で昨年11月、女子中学生らに下半身を見せたとして公然わいせつ罪に問われた男性(28)の判決が9日、那覇地裁であった。横田信之裁判官は、犯人の車と男性の車のナンバーが一致するという生徒らの目撃証言について、「合理的な疑いが残る」とし、無罪(求刑懲役4カ月)を言い渡した。男性は約2カ月半拘置されたが、一貫して無罪を主張していた。
判決によると、昨年11月21日午後6時40分ごろ、帰宅途中の女子中学生の横に車が止まり、運転席の男が下半身を露出し、走り去った。その直後、車が再び現れ、逆方向に向かった。
生徒らは、車はいずれも同じステーションワゴンだったと言い、県警は、2度目に見た車のナンバーから男性を割り出して任意で聴取。男性は、書店に行く途中だったと容疑を否認したが、犯人がかぶっていたのと同様のニット帽を持っていたことや生徒らの目撃証言などから男性を逮捕した。
横田裁判官は判決で、ナンバーが目撃されたのは犯行時ではなく、逆方向に向かったときで、当時は日没から1時間以上すぎて暗く「車体がはっきり見えるか疑問」と指摘。犯人の車がUターンしたのをだれも見ておらず、別の車の可能性もあるとした。
また、県警は男性とともに無関係の男性2人を並べて生徒らに「面通し」させたが、生徒らが犯人の年齢を「20代後半から30代前半」としているのに、あとの2人は46歳と35歳と年長だった点を指摘。年齢から被告を選んだ可能性も否定できないとした。
那覇地検の川見裕之次席は「控訴については判決内容を検討して対応したい」とコメントした。 (12/09 22:18)
http://www.asahi.com/national/update/1209/032.html