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曽我さん「北京再会」はやはり北のワナだった!
娘2人に「お父さんが殺される」と恫喝も
北の狡猾(こうかつ)戦略−。拉致被害者、曽我ひとみさん(45)の夫で元米兵のジェンキンス氏(64)=顔写真=が、一家の再会場所として北京が有力視されていた段階で、金正日(キムジョンイル)総書記(61)率いる北朝鮮当局者から「曽我さんを連れて帰れば褒美(ほうび)を与える」と提示されていたことが27日、分かった。拉致問題での日本側の批判を抑え、日朝国交正常化の主導権を握ろうとする北の狡猾な戦略が透けてみえる。
「もし、北京再会を進めていたら…。危ないところだった」
こう冷や汗をかくのは政府関係者。
ジェンキンス氏が滞在先のジャカルタで関係者に漏らした話によると、5月の日朝首脳会談直後、曽我さん一家の再会場所として北京が浮上した際、北当局者が次のように提案したという。
「北京に2、3日滞在して曽我さんを連れて帰れば、運転手付きの車や食料配給、家屋の改善などの褒美を与えよう」
北朝鮮としては莫大(ばくだい)な経済援助を伴う日朝国交正常化を何としても実現したいが、日本国民に広がる拉致問題への猛烈な批判が最大のネック。
長女の美花さん、二女のブリンダさんとホテルに移った曽我ひとみさん。北の魔の手が… =26日午後、都内
だが、曽我さんがジェンキンス氏とともに北朝鮮に戻れば、拉致被害者が自らの意思で北での生活を選んだことになり、「日本の国民世論をリードしてきた拉致被害者家族連絡会や拉致議連の活動が腰砕けとなる。北は国交正常化交渉の主導権を握ることを狙っていたのだろう」(前出の政府関係者)。
また、北当局者は、長女の美花さん(21)と二女のブリンダさん(19)には「日本に行けばお父さんは殺されてしまうぞ」と恫喝(どうかつ)までしていたという。
ジェンキンス氏は今週中にも、米軍所属の「独立法務官」と面会、自らの罪を認め、北朝鮮情報を提供する代わりに減刑される司法取引の手続きなどについて詳しい説明を受ける見通し。
曽我さん一家が穏やかに暮らせる日は近づきつつある。だが、今回のジェンキンス氏の独白を聞く限り、北京再会に難色を示し続けた曽我さんの懸念が、現実のものだったことが裏付けられたといえそうだ。