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ちょっと前のニュースですが、件のマッド・アマノ氏のパロディー削除要請で思い出しました。
地元紙より。(地元民としては大変しらけました。)
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2004年6月23日
投票啓発のポスター、CM取りやめ
県選管(岩崎康彌委員長)は23日、県議会自民党系会派から「公正さを欠く」との指摘を受けた参院選岩手選挙区(定数1)の投票啓発ポスターの使用とテレビ、ラジオCM放映の取りやめを決めた。「選管の旨は公平、中立。疑念を抱かれたままの使用は不適切」との判断だが、前代未聞の事態に「立案段階で気付かなかったのか」と認識の甘さを指摘する声も。850万円の事業費が水の泡となる可能性もあり、有権者が選管に向ける視線は厳しさを増しそうだ。
問題となっていたのはポスター、CMで使用した「どうして岩手の人は不満があるのに何もいわないの?」と「投票しなきゃ変わらない」のフレーズ。
同事務局は23日、対応を協議。県民からも「公平感を欠く」などの反応があり、最終的に岩崎委員長が「疑念を抱かれたまま使うのは不適切」と判断した。
既に市町村選管に発送したポスターは回収後、破棄。時間的余裕がないことから、新たな物は製作しない。
記者会見で野本祐二書記長は「中立・公平の趣旨を逸脱しているとは思わないが、こういう事態になり遺憾だ。結果的に配慮が足りなかった」と声を落とした。
ポスター、CMは国の補助金850万円で製作。すでに広告代理店や放送局に全額支払っている。国から補助金返還を求められる可能性もあるといい、野本書記長は「今後、国と相談したい」としている。
岩手大人文社会学部の丸山仁助教授(政治学)は「非があると思うなら撤回は必要だが、中立・公平だと思っているのなら使うべきだ。あいまいな理由で引っ込めるのでは選管の権威に傷が付く」と指摘する。
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2004/m06/d23/NippoNews_17.html
2004年6月23日 (2)
県選管ポスターにさまざまな反応
「不満」の表現に不満−。県選管(岩崎康彌委員長)が22日発表した参院選岩手選挙区(定数1)の投票啓発ポスターのフレーズに県議会会派・自由民主クラブ(工藤篤代表)が「公正さを欠く」と反発。県選管事務局に抗議文を提出した。同選挙区は主要政党が公認、推薦する4新人の激戦が予想されるが、思わぬ余波に同事務局も「こんな反応を招くとは」と困惑を隠せない。
ポスターはB2判で2300部印刷した。メーンキャストに20、30歳代の好感度が高い米国人タレント、セイン・カミュさんを起用。カミュさんが出演するテレビ、ラジオ用コマーシャルも製作した。
問題となったのはポスターの「どうして岩手の人は不満があるのに何も言わないの?」と「投票しなきゃ変わらない」のフレーズ。自民系会派の自民クラブは同日、議員総会を開き対応を協議。県選管担当者に抗議文を提出した。
抗議文では「不満があるのに…」に対し「選管は既に現状を不満があるものと判断している。現状に不満を持つ人のみの投票を促していると解されかねない」と指摘。
「投票しなきゃ…」の部分には「変わるべきか否かを判断するのが選挙。公平性を旨とする選管がこうした投票行動を促すのはどうか」と、選考過程説明と掲示取りやめなど対策を求めている。
県選管の野本祐二書記長は「県内有権者実態調査で政治に不満を表明した人が7割、そのうち5割が選挙で投票に行かないとの結果が出た。フレーズは1票の大切さを訴える効果を狙った。正直困惑している」と話す。
フレーズに関する県内政党の反応はさまざま。自民党県連の藤原泰次郎幹事長は「現政権への不満表明を促す内容」と不快感を示し、中央で自民と連立関係にある公明党県本部の小野寺好代表は「不満を持つ有権者の投票を募っていると解釈されかねない」と唱える。
共産党県委員会の菅原則勝書記長も「不満と言えば、与党政権に向けられるものととられかねない。怒るのも無理はない」と違和感を口にした。
一方で民主党県連の川村農夫政調会長は「あくまで投票に行こうとの呼び掛け。いいフレーズだ」と話し、社民党県連合の小原宣良幹事長は「世の中をしっかり見る県民性を連想させる。棄権防止の意味もしっかり含まれている」と評価する。
24日から掲示予定。対応を検討する県選管の判断が焦点となる。
【写真=「不満」などの解釈をめぐり、さまざまな反応を呼んでいる県選管のポスター】
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2004/m06/d23/NippoNews_9.html
2004年6月24日
投票啓発ポスター中止 「中立に疑念」
県選管(岩崎康彌委員長)は23日、県議会自民党系会派から「公正さを欠く」との指摘を受けた参院選岩手選挙区(定数1)の投票啓発ポスターの使用とテレビ、ラジオCM放映の取りやめを決めた。「選管の旨は公平、中立。疑念を抱かれたままの使用は不適切」との判断だが、前代未聞の事態に「立案段階で気付かなかったのか」と認識の甘さを指摘する声も。850万円の事業費が水の泡となる可能性もあり、有権者が選管に向ける視線は厳しさを増しそうだ。
問題となっていたのはポスター、CMで使用した「どうして岩手の人は不満があるのに何も言わないの?」と「投票しなきゃ変わらない」のフレーズ。同事務局は23日、対応を協議。県民からも「公平感を欠く」などの反応があり、最終的に岩崎委員長が「疑念を抱かれたまま使うのは不適切」と判断した。
既に市町村選管に発送したポスターは回収後、破棄。時間的余裕がないことから、新たな物は製作しない。
記者会見で野本祐二書記長は「中立・公平の趣旨を逸脱しているとは思わないが、こういう事態になり遺憾だ。結果的に配慮が足りなかった」と声を落とした。
ポスター、CMは国の補助金850万円で製作。広告代理店や放送局への支払いはこれからだ。国から補助金返還を求められる可能性もあるといい、野本書記長は「今後、国と相談したい」としている。
岩手大人文社会科学部の丸山仁・助教授(政治学)は「非があると思うなら撤回は必要だが、中立・公平だと思っているのなら使うべきだ。あいまいな理由で引っ込めるのでは選管の権威に傷が付く」と指摘する。
【写真=ポスターとCMの使用取りやめを発表する県選管事務局の野本祐二書記長と千田正和副書記長】
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2004/m06/d24/NippoNews_8.html
2004年6月24日 (2)
「当然」「悪しき前例」 各党に波紋
「当然の判断」「あしき前例をつくった」。県選管の投票啓発ポスター使用、CM放映取りやめは参院選公示を目前に控えた県内政党に大きな波紋を広げた。
自民クラブ代表として抗議文を提出した自民党県連の工藤篤会長代理は「取りやめは当然の判断。むしろ県選管が公平さを欠くフレーズであることを疑問に思わなかったことが疑問だ」と切り捨てる。
中央で自民と連立政権を組む公明党県本部の小野寺好代表も「選管は当然の対応をした。ポスターは非常に不自然な内容だと思った」と冷静な反応。
共産党県委員会の菅原則勝書記長も「公正に選挙をつかさどる選管の役割からすると、今回の表現は行き過ぎ。今後は慎重に考えてほしい」と注文を付ける。
民主党県連の伊藤勢至幹事長は「選管は野球で言えば審判。抗議を受け判定を覆すのはおかしい。党利党略で判断を覆したことはあしき前例になる」と対応を疑問視する。
社民党県連合の小原宣良幹事長も「今でも実に的確な投票の呼び掛けだと思う。今後も誰かが文句を言うたび、変えていくのか」と首をかしげる。
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2004/m06/d24/NippoNews_6.html