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パリから投稿したら「いやみだ」とのレス。まったく神経質な連中の相手は疲れるね。(
あっしら氏への嫌がらせのために欧州まで行くバカがいるわけがない)。おまけに「アラシ通過中」とか。また、どこかで切れた奴がいるのかね。よく見ていないから知らないが、また、イラク人質事件でのけんかだろうかね。TORAさんというHNの投稿者がたたかれていたようだから。ちがってたらゴメン。それとも長壁イシューかな。
笠井氏の小説のタイトルは「群衆の悪魔」。「テロルの現象学」はもともと、「暗殺の現象学」のタイトルで雑誌に連載されたものを加筆したもの。当時、笠井氏は純文学評論家をめざしていたようで、柄谷氏らが出していた雑誌(批評空間だったかな)に「球体と亀裂」という大江健三郎論も連載していた。作品者から枝谷氏へのインタビューも出していた。しかし、当時の枝谷氏の”寵児”は浅田彰氏で(まさかホモ関係はなかったとは思うが、柄谷氏のかっての奥さんは冥王まさ子さんという作家)、割り込めず、それで本格推理小説へいったようだ。
また、ヴェイユやエゾテリックへの興味は、かってのセクトの同士で若死にした戸田徹という人の影響と思われる。「第三世界プロ独」といっていたこの人はその後、「霊的革命」を唱え、カタリ派などを調べていた。「霊的革命の彼方へ」(違ったかな)という遺稿集が出ていたが、まず手に入らないでしょう。
小田実らが嫌うのは「国独資人民戦争」なんてブランキストみたいなことを言っていたのにまもなく「マルクス葬送むといったためでしょう。「極左から転向へ」というよくあるパターンとおもわれたのでしょう。
柄谷氏はあっしら氏とよく似たアクロバティックなロジックの展開能力があり、論理的思考の苦手な日本人ばなれしたもの書き(ただし、教養は段違い。もっともこれは片方が学者だから当然か)。ただ、あまりに逆説が多くて、ここ10年ほどはほとんど読んでいない。老化のせいか、新作もあまり出ていないようだ。今は近畿大学の先生ではなかったか。それともまたエール大学へでも行っているのかな。一時、ライプニッツやスピノザの「単子(モナド)論」を論じていたが、超理屈人間ュだれかに似ていますな)の常として、あまり、エゾテリスムには接近しなかった。今は大して興味がありません。小生はこの人には。
時間についてのトリビア。カスタネダはと「ドンファンシリーズで「時間を止める秘法」について触れたがむ、その後、ドンファンそのものがフィクションと暴露されてしまった。
物理学でも、時間の説明は依然としてうまくいっていない。かのホーキングも「ビッグバンからビッグクランチへの逆転が起きれば、時間も逆転する(つまり、老人が赤ん坊に戻るョ」といって失笑を買い、その後、「間違いだ」と訂正したほどだ。
まあ、エントロピーで一部は説明できるが、エントロピーは経験則に過ぎず、法則でないため、物理学には組み込めないネックがある。生物学的擬似理論(厳密には熱力学だが)だ。
これまで例外がなかった、というに過ぎない。
ただ、寝ているだけの生活でも、髪は薄くなり、歯は弱る。だから時間は「マトリックス世界の幻影」ではないのだが、これ以上はよく分からない。専門家の応援が干し巣が、理論物理学者
でこのサイトをみている人はいないだろうな。うんちくのある人は投稿してください。小生もいずれ、本格展開します。ハイデカーの「存在と時間」(ザインウントツァット)なんて全然ダメ。あたりまえのことを難しく言っているだけ。ハイデガーはヘーゲルの足元にも及ばない。サルトルの方ガマシ。メルロー・ポンティは身体論にひきつけて、時間についてけっこうシャープなことを言っている。この人も若死にしたがもったいなかった。「ヒューマニス゜ムとテロル」という著作もスターリン主義の本質に迫った名著だ。ご一読を。
あとは雑談。パリは気温は高くないが連日、いい天気。ボードレールやバルザック、ゾラ、それにリシュリューやマザランらの胸像があるリュクサンブール公園(プルーストファンにはおなじみ)には、おしゃまな子供がいっぱい。フランス人は乳母車に乗った乳児まで、おしゃれわさせるので、ぷち熟女みたいな(?)、日本のおばさん(といってもリッチそうなおばさん)の団体が「まあ、天使みたい」と歓声をあげていた。そうだ。今回はイタリアにも寄るので、ぷち熟女の居所を探そうか。おっと、これは冗談、冗談。彼女のイタリアは、電脳空間にしか、存在しないのだっけ。
ついでに海外ツアーの実践的アドバイス。トランジットをする時は、機内持込手荷物だけにすること。バゲージクレイムに時間がかかり、乗り継ぎ便に乗り遅れる人がけっこういる。それにダラス・フォートワースのようなどでかい空港では、乗り継ぎそのものにも時間がかかる。出発ゲートもしょっちゅう、変更になるし。
バリやロンドンでは、街じゅうにATMがあるし、マスターヤビザ、アメクスなら、いくらでもユーロを引き出せる。シヤンプーや髭剃りもパリならあちこちにあるモノポリュというスーパーで直ぐ買えるし。トラベラーズチェックなんて一番、手数料が高いよ。
フランス人はスペインと違ってテロの心配も全然していない。「ブッシュに抵抗したわが国を襲うわけはない」というわけだ。確かにこの国は西欧文明のひとつの頂点かも知れない。あまり、米国をバカにするから、米国が凶暴になるのかもね。ラムズフェルドなんて「ドイツ系のフランスコンプレックスが、凶暴さの背景のひとつか」なんて思えるもんね。
それでは皆さんも「ハブ・ア・ハピー・ゴールデンウィーク」。しかし、機内で、ビジネスマンらしき同胞から「日本の国会議員は、アルカイダテロを恐れて、新幹線に乗らず、車で里帰りをしているらしい」という話を聞いたが、本当かね。