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サンフランシスコからの投稿です。
アメリカ国内の大手企業メディアTVニュース(全国版およびローカル版)や新聞ではこのような情報はあまり出てこない。出てくるとすれば、ローカル版で戦死した兵士がその地域出身である場合、家族のコメントなどが流れる程度である。連邦政府が記者会見などで「軍の士気、モラルの状況」を説明する時もあるが、問題として取り上げられているという印象は無い。
この戦争に賛成、反対は横へ置いておいて・・・
911テロの後、愛国心に燃えて軍隊に志願する若者が多い。テレビでも軍隊のリクルートのコマーシャルが頻繁に流れている。911テロに起因する反イスラム、反「テロリスト」、または報復を理由に軍隊に入る連中は、自主的に入隊してアフガニスタンやイラクへ出兵したのであるから、「もう帰りたい」と言う兵士がいるというのはようやく戦場という現実に目覚めただけの話だろうと考える。彼らへの同情心は全くない。
ブッシュ政権が徴兵制を復活させようと考えているだろう事は容易に想像できるが、現時点では徴兵制は無く、入隊志願は全て個人の自主的な決断である。
一方、軍隊に入隊して訓練を受け、数年(不詳)在籍すると大学の授業料に対する援助が貰えるため、それを狙って志願する若者も非常に多い。その背景には、大学の授業料が毎年上昇を続け、下流階級はもちろんの事、中流階級の一部までその影響が及び、軍隊在籍による援助が無ければ大学には行けない若者が多くなっているという状況がある。現在のアメリカでは、大学進学のエリートステータス化が進んでいる。
現在、派兵されている兵士の中には、そんな若者が多く居り、彼らの間では愛国心や911テロへのリアクションとして志願した連中が全てではないため、彼らの間で士気の下落があるとしても理解の余地はあるかと考える。