★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 名前登録待ち板 > 117.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
Re: 幕末明治維新におけるアメリカの役割
http://www.asyura2.com/0311/nametoroku1/msg/117.html
投稿者 みずーみ 日時 2004 年 1 月 26 日 03:38:06:WdCgTQ/2JaRLY
 

リーマンさん、こんにちは。

タイトルを見てはたと思いました。
アメリカ、つまりアメリカ人ということになると思いますが、そういう生
身の人間が来ていたかどうかは別として、「アメリカ」という一種のアイ
デアが維新の登場人物のあたまの中にあったことは疑いもないように思わ
れます。

勝海舟は早い時期にアメリカに行ってますよね。そしてその直接の後継み
たいに龍馬がいるともいえる気がします。ここでアイデアが移設されてい
る。

どういうアイデアかというとかなり理想論的。竜馬の代表的なエピソードっ
て殆ど全部アメリカがらみじゃないですか? ワシントンさんの子孫はど
うしているのか? わからん、ほぉ、たいしたもんじゃ(封建制否定)と
か、国際公法がらみもそうです。

多分60年代(19世紀ね)の人間は、イギリスがまずい、どうもオレたち
騙されている?ぐらい思っていた人はいるんじゃないかと思う。なんでか
といえばそこに具体物がいるから。エゲレス人は中国を通してでも、すで
にまずい人びと、恐い人びととしての印象が具体的。でもアメリカは遠い。
そこで見て来たか聞きかじったかしたことがアイデアルなものとして影響
し続けたってことはあるんじゃないでしょうか。でもこういうのって、
「見えない」からファクターとして抽出されにくいわけですが、結局今に
至るまで、イギリスは恐いけど、アメリカは一種アイデアルに取られてい
る部分ってありますでしょ。それはそこらへんからずっとなんじゃないの
かしら。なんでアイデアルって、そりゃ、封建制否定で、自由だとか実力
本位だとか、ようするに革命的気分の人びとは、現物のアメリカを見ない
限りにおいて同調しやすい部分がたくさんあるわけですよね。この心証的
な産物は、維新を多くの人に正当化させた(消極的だとしても)大きなファ
クターだったと見えるんですが。

しかし、ともあれ、具体的な人間が、たとえばあの映画みたいに、日本に
来ていたかどうかは定かじゃないですね。というか、来ていないからこそ
なおたちが悪いのかも。アイデアルにしてしまうためには。

 次へ  前へ

名前登録待ち板掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。