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http://hm.aitai.ne.jp/~osamuchn/denjiha/koe/aichi.htm

電磁波の恐怖　　　　　　　　　　　２００３年３月２日
愛知太郎

もしどこかの国が自分の領土の上空で十分な高度を選び十キロトンの核爆発をさせたら世界中の軌道衛星の９０％が１カ月以内に消滅する。要するに広島、長崎に落とされたものより少し小型の核爆弾を上空１００キロぐらいで爆発させたら、地上４００〜８００キロを回っている人工衛星が全滅状態になる。もしそうなったら衛星電話、地球測位システムカーナビも使用不能となる。高空で核爆発が起きた場合、電磁波が放出されて雲のように地球上へ広がり人口電磁波帯が作られる。これが電子機器に致命傷を与える。核爆発が起きると爆風、熱、放射線、電磁波の４つが全方向に飛び散る。地上ではピカッと光が見えて肌にピリピリ感じる。その間に目に見えない強い電磁波が社会インフラを直撃してくる。まず強力な電磁波が磁気メモリーを消去させデータを狂わせるのでコンピューターは勿論、電車、自動車の操縦系統が作動しなくなるか誤作動を起こすなる。さらに電磁波は電線やアンテナなど電気が流れている所に入ると誘導電流を発生させる。すると電線でつながっているもの、電線から電源を取っているもの、アンテナから電波を入れているものに瞬間的に高電圧がかかる。機器はショートするし半導体も破壊してしまう。つまりこれらの条件を満たすコンピューターシステムが１番の被害者となる。

一般家庭の電気製品、ガス水道の制御システム、銀行のオンライン．交通管制システム、通信システム、携帯電話まで．あらゆるシステムが一瞬にして使用不能となる。生産管理商品の仕分けシステムもコンピューターに依存しているから流通にも甚大な影響が出る。高空爆発なら人を殺傷しないが一度に広い範囲に損害を与えることができる。よその国の上空までミサイルを飛ばす必要がないので、技術的に簡単といえる。こうした核爆発と電磁波の関係はかなり以前から知られている。

米国が１９６２年に南太平洋のジョンストン島の上空４００キロで核爆発をしたところ１２００キロ離れたハワイで大停電が発生した。あとでこれが電磁波の影響であることが分かった。米軍は７０年代地上で電磁波を発生させる装置を開発し、Ｂ５２戦略爆撃機に照射して電磁波対策の実験や研究をした。電磁波を兵器に転用する発想である。コンピューターが普及して社会の基盤となるに及んで脚光を浴びてきた。

コンピューターを電磁波から守るには外側を完全に金属で囲み、換気用の穴カードスロット、キーボードの隙間も電磁波吸収材で埋め、半導体もセラミックで覆わないといけない。殆ど不可能に近い。然し光明もある。光ファイバー通信は電磁波攻撃に強い。開発中の光コンピューターが完成すれば核、電磁波に対処できる。

国家戦略的に見て社会中枢の光化を進めることが効果的である。よその国が実際に核を使うとしたら今の水準ではこれくらいしかできない。然し自国にもコンピューターも通信システムもあるのだから自爆行為のようなものはまず不可能と思ってよい。 　最近、米朝枠組み合意で凍結されていた原子炉の再稼働を宣言し、「ＩＡＥＡ」が設置した監視機材を撤去するなど次々と核カードを切るよその国が、高空爆発も脅しだけで済めばいいのだが・・。

話は変わる。愛知万博の乗降客、輸送用の東部丘陵線の電磁波については今までも何回も指摘してきたが、核爆発同様に物騒な代物である。専門用語で言うところの「フェイルセーフ」即ち安全装置が二重にも三重にも張りめぐらせてあるかどうか、一度事故が発生したとき、これが無いと強力な電磁波が発生して運転の誤動作、脱線、転落の危険性もある。周囲を走行中の自動車も強力な電磁波の影響で運転できなくなる。先述したように、コンピューター頼りの生活をしている住民の生活は停止したようなものである。老朽化が進めばさらにこの確率は高くなる。亜炭抗跡地に建てられた橋脚の地盤沈下の問題もある。町民の生活と暮らしを守るための別の発想もあるはずだ。例えば、ＨＳＳＴは中止して、燃料電池のバスを走らせるとか、今まで通りのバスを回数を増発して運転するとか、方法はある。もう一度考え直していただければ、住民の暮らしと生活は保障されると思う。

中国の北京、上海間の縦断鉄道も日本の新幹線技術を高く評価してリニアは中止した模様だ。台湾の縦断鉄道も日本の新幹線を採用してくれた。リニアは確かに魅力的な乗り物であることは事実だが、再三、記述したようにまだその技術は完熟しているとはいえない。博覧会協会、愛知県、周辺自治体の長は奇をてらう事なく再考していただければ、住民の生活と暮らしは守れる。
国、県、周辺市町村の財政もひっ迫している。このまま突き進めば、悔いを千載に残すことになる。この一記事が、我々子孫の代にまで、ああよかったと思われる様、あえて書き綴った次第です。

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