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デビュー戦惨敗の曙、再起を決意
デビュー戦で1回KO負けした曙太郎(34)が、早くもカムバックを宣言した。昨年12月31日、「K−1 Dynamite!!」(ナゴヤドーム)で、野獣ボブ・サップ(29=米国)に失神KOで惨敗した。一夜明けた1日、名古屋市内で「闘志に火がついた」と明言した。屈辱の敗北をエネルギーに変えてサップへのリベンジを目指す。
心身ともに惨敗のダメージはなかった。サップの右強打を受けた顔面に腫れはない。心配された両ひざの痛みも再発しなかったという。一夜明けた曙の表情はむしろ晴れやかだった。
曙「最悪のニューイヤー(笑い)。でもダメージは全然ない。試合後に一応病院で検査したけど、なんともなかった。気持ちも落ち込んではいない。1カ月半、できる限りの練習をした。最後のパンチをもらうまでは十分成果を出していたから。ジャブ使って、前に出て、蹴りもブロックした。自分としてはベストを尽くした。楽しかったです」。
−−ベストで勝てなかった。敗因は
曙「やはり経験のなさですね。1度だけ試合のビデオを見ました。ジャブを出して、押して、ワンツー。でもその後がない。相撲は土俵から押し出せば終わり。だから相手をコーナーにつめてから戸惑った。そこでパンチを食った。勉強させてもらいました」。
−−敗戦の中で次への手応えは感じたか
曙「経験のない競技を始めて1カ月半です。もしKOで勝っていたら、これから先が駄目になったとも思う。調子に乗って練習もしなくなったり…。今考えると、あんな負け方をして、自分の将来にとってよかったと思います。逆に闘志に火がつきました」。
−−今後についてはどう考えているのか
曙「もう1度体を作り直してサップさんと勝負したい。カウンターパンチをもらうまでの内容は五分だったと思っている。デビューまでの1カ月半はスタミナ養成を最優先した。今度は技術やディフェンスに力を入れていきたい」。
−−サップが当面の標的になりそうですね
曙「そうです。相撲時代は若貴兄弟がいた。若貴がいたから曙は大きくなれた。そして今度もいいライバルができたと思う。サップさんは自分に対して挑発的な行為をしなかった。僕もサップさんを尊敬しているけど、サップさんも僕を尊敬しているんだと感じた。新しい目標ができた。つくづく幸せだと思います」。
−−今年はどんな年になるのか
曙「一言でいうと「忍(しのぶ)」。いろんな面で耐え忍んで成功しなければならない。2連敗、3連敗は許されない。チャンスは簡単にくるものじゃない。大みそかの試合は始まりでしかないんです」。
試合後、長男コーディーくん(3)から「どうしてリングで眠っていたの」と聞かれたという。3人の子供にはもう1度チャレンジする父親の姿を見せる。今後は10日から2週間ほど休養した後、ジムワークを再開させる。早ければ今年4月ごろに復活した新生曙の姿がリングで見られそうだ。【聞き手 首藤正徳】
[2004/1/3/09:36 紙面から]
写真=衝撃のダウンから一夜明けた曙は報道陣の前でサップ戦を振り返り、再挑戦を誓った(撮影・柴田隆二)
http://www.nikkansports.com/ns/battle/p-bt-tp0-040103-0001.html
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http://www.yomiuri.co.jp/hochi/battle/dec/o20031231_10.htm