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GLA高橋佳子『真創世記・黙示編』のウソと矛盾(3)
●循環文明「天は緑、地は赤」は禅語の改竄引用でしょう。
P38-39
「天は緑、地は赤」これは、中学生時分の私が無意識に語った言葉です。それはかつて起
こった惨事を物語る言葉でした。
現在のサハラ砂漠のある地方に生じた人為的な大災害であり、時期は今から一億年ほど
前のようです。核戦争を思わせる光景です。(中略)当時も高度な文明が発達していまし
た。七つの都という地下の大都市が存在したようです。当時は地下文明が、その威を誇っ
ていたのでしょう。
サハラ砂漠の現存する地方は、当時は比較にならないほど肥沃な土地でした。それを人
間たちが荒廃した砂漠へと導いてしまったのです。
注)1億年前の白亜紀にサハラ砂漠のあった地方は、ほとんどが海底だったことが、現代
の地球物理学や地質学・古生物学等であきらかになっています。文明どころか、肥沃な土
地などありえません。七つの地底都市など虚偽です。非常に肥沃な土地だったとしたら、
なぜ地底に住む必要があるでしょうか。まったくの思いつきのでたらめです。
白亜紀の世界(1億4400万年〜6500万年)
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/5218/hakuaki.html
では「天は緑、地は赤」という言葉が、中学生の時、無意識に出てきたなどというウソ
話はおいておき、これには何かヒントがあるでしょうか。
ありました、禅語の中に。
茶の湯の禅語(柳は緑 花は紅)
http://www6.ocn.ne.jp/ ̄hanaclub/tea-zen.htm
K子は、仏教の禅宗についても達磨大師や恵果、道元など好んで機関誌にとりあげてい
ますから、禅語の本も読んでいるはずです。つまり、1億年前の作り話は、この禅語をヒ
ントに思いついたものでしょう。七つの地下都市の話は、たぶん手塚治虫さんの名作『火
の鳥:未来編』からでもひっぱってきたのかもしれません。
K子は、平井和正氏を仲介に、1977年、手塚さんと会って話をしています。
<追記>信次が晩年の講演「新復活(1976.6.04)」で語っていた「人類のはじまりは、
エルベータ星から3億6千年5百年前に、6000万人の調和された移民団である。彼ら
は現在のエジプトのナイルのほとり、エルカンタラに降りたった。最高指導者は、エルラ
ンティ。ミカエルら七大天使がその下で指導した」という話を思い出してください。
さて、科学的に解明された3億6千年前の地球はどうなっているでしょうか。
古生代後期の世界石炭紀〜ペルム紀(3億6000万年〜2億2400万年)
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/5218/sekitanki.html
どこがアフリカで、どこがナイル川か、さっぱりわかりません。現代の土地のどこにも
当てはまりません。『心の発見・科学編』をはじめ、「科学的探求を続けて神理に到達し
た」と豪語した割には、「エルランティ妄想」は非常におそまつなでたらめだったようで
す。
また、インド洋と太平洋の区別もつかない 区別もつかない高橋佳子の無知さ加減が
あらわな記述もあります。
黙示編P134
「今日レムリアと呼ばれる文明は、アトランティス以前にパシフィカと呼ばれた大陸が
太平洋に存在し、大いなる力を示した高度な文明でした」
レムリアとはまず、「文明の名前」ではありません。「インド洋にかつてあったと
想定される大陸の名前」です。それから「パシフィカ」は名前でわかるとおり「太平洋
にあった大陸」のことです。すなわち、レムリアとパシフィカは別物です。
佳子は「太平洋上の大陸に高度な文明があり、それをレムリアと呼んだ」と混同・誤解
しています。
「レムリア」
http://www.ab.aeonnet.ne.jp/~ark/myths/out/1/3.html
プレートテクトニクス理論上では「パシフィカ大陸」はこう説明されています。
「極最近、アメリカの学者がとんでもないSFみたいな事を言い始めました。日本、中国
大陸、オーストラリア、しかも、こともあろうに南米のチリ、北アメリカのオレゴン州
とか、ワシントン州という地域、つまり太平洋の周り全部、それが一か所に集まっていた
時期があるんです。・・・
・・・これをPasifika(パシフィカ)、つまりパシフィック、太平洋というんです。
太平洋の夢の島パシフィカ大陸と呼んだわけです。だから、日本列島というのは、パシフ
ィカ大陸の一部分ですね。中国大陸と一緒であった頃の一部分。バラバラになった一部分」
http://www.miyazaki-nw.or.jp/yamame/gion.html
こんな程度の知識も知らないで、なにが「すべてに解答を与える大天使」でしょうか。
佳子が「過去世がわかる」など、まるっきりホラを吹いているのが明白です。
●「アトランティス」に関する記述は、エドガー・ケイシーのリーディングが源
「黙示編」の本文分量212ページのうち、「アトランティス」について記述している分
は、45ページ分にものぼります。その中でエドガー・ケイシーのリーディングについて
も書いてありますが、この「アトランティス」については、ほとんどエドガー・ケイシー
関係の書籍のパクリです。
「アトランティス」関連の記述は、「黙示編」の5分の1以上を占めています。「佳子や
その友人など、過去世の記憶・透視の結果」と称して書かれてありますが、エドガー・ケ
イシーのアトランティスについてリーディングした内容を書いた本を調べれば、多くの内
容を無断で引用して自分のもののように書いていることが歴然とします。(たとえば、「
たま出版」のシリーズなど)
私自身もエドガー・ケイシー関係の日本で普通に売られているものは、だいぶ目を通し
ました。下記の本が、比較検証用には手っ取りばやいかもしれません。
アトランティス物語―「失われた帝国」の全貌
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4813600719.html
●『真創世記』黙示編、エドガー・ケイシー&ノストラダムス関連のウソ
『真創世記』黙示編 P65・P67より
「聖書中の多くの預言者や使徒たちがおり、時代が下ってはノストラダムス、エドガーケ
イシーといった人々が数えられます。(中略)彼らは自分の過去の意識をひもとき、多く
の異言を語ったこともあったでしょう」
「彼(エドガー・ケイシー)は、トランス状態になり、(中略)彼の口を借りた天使たち
に語らせました。そのため、彼の知らぬドイツ語や、そのほかの外国語を話すことができ
たのです。各国語を話す天使達が、彼の肉体を借りて霊魂の存在を証明したのでした」
まず、ノストラダムスやケイシーについては、私もけっこう本も読み研究しましたが、
彼らが「異言」をしゃべったなどとは初耳です。ノストラダムスが「過去世の意識をひも
といた」なんて研究書にもお目にかかったことがありません。
また、ケイシーが「異言」ばかりか「ドイツ語や各国語をリーディングで話せた」とい
う話も、この黙示編の記述がはじめてです。一体、佳子は何を根拠にノストラダムスが「
異言を語り、過去世意識を開いた」というのでしょうか。どんな資料を読んで、ケイシー
が「異言や各国語をリーディングでしゃべった」というのでしょうか。
根拠となる資料があるなら、ぜひ教えていただきたい。ケイシーが、ドイツ人の求めに
応じてドイツ語で「リーディング」したという記録があるなら、また各国人の求めに応じ
て各国語で「リーディング」したという記録も、ぜひ教えてもらいたいものです。
それらが提示されない限り、上記の記述も「ウソっぱちのつくりごと」ということでし
ょう。
また、次のようなことが「黙示編」P50に書いてあります。
「エル・ドラド(黄金郷)は、アトランティスの初期の姿を意味しているようです。桃源
郷もまた同じです」
インカ帝国が「黄金に恵まれた国」であることは、すでにスペインに征服されたときも
そうでした。現代のインカの研究者の中には、「インカにとって黄金は、現代人にとって
のプラスティックのようなありふれたものだった」という人さえいます。
すべてが黄金にあふれた都市エル・ドラドは、黄金資源に恵まれた帝国の姿が誤って誇
張されてスペイン人たちに伝わった可能性が高い。「黄金の国ジパング」を「日本」と誤
解したようなものです。したがって、「アトランティス初期」のことを指しているなどと
いうのは、考古学的根拠などかけらもない思いつきです。
もっとひどいのは、中国の伝説にある「桃源郷」を「アトランティス」と結びつけたこ
とです。こんなデタラメをよくもヌケヌケと書いたものです。
だいたい、桃源郷とは「超古代にあった世界」のことなんかじゃありません。それは、
中国の晋の時代の太元年間(376〜396年)にあったとされる「隠れ里伝説」なので
す。(中国の詩人・陶淵明の有名な漢詩「桃花源記」にあります)
「桃花源」
http://village.infoweb.ne.jp/ ̄andylau/yutopia.htm
「桃源郷」
http://www.page.sannet.ne.jp/nenge/togenkyou.html
●黙示編の「哲学者プラトンは天上世界の通信を受けていた」というウソ
P123
「プラトンによるアトランティス大陸の情報は、プラトン自身の過去世の記憶が甦って
きたことと、天上界からの通信を、トランス状態で語ったことの二つによって成り立っ
たようです」
アトランティス伝説について書かれてある本には、たいてい哲学者プラトンの二つの
対話編「ティマイオス」とその続編「クリティアス」のことが紹介されています。現存
する最古のアトランティス伝説の記述だからです。「プラトンによるアトランティス大
陸の情報」とはそれを指します。
私も、その二つは読みました。ですが、かなり詳しくアトランティスのことが書いて
はあるものの、それらをプラトンが天からの啓示で書いたとか、トランス状態で書いた
などということは一切書かれてはいません。ましてや、過去世が甦って思い出して書い
たなど、ひとことも記述されてはいないのです。
実際は、上記作品ふたつは、ギリシャの賢人ソロンが、エジプトはサイスの町の老神
官から聞いた故事伝説を、ソクラテスの友人のティマイオスや賢人クリティアスが聞い
たという形で、プラトンがまとめたものです。
アトランティス大陸の謎(このサイトはエドガー・ケイシーのリーディングもあつかっ
ています)
http://kubota.cside.com/hdgasite/atlantice01.html
アトランティス大陸
http://www.crc-japan.com/research/atlantis/
したがって、プラトンと「過去世記憶・トランス状態」は関係ありません。プラトン
は聞き書きという形でまったくの覚醒時に書いています。トランス状態で自動書記で書
いたなどというウソを、佳子ではあるまいし、大哲学者プラトンが記すわけがありません。
黙示編のP38
「プラトンも異次元の世界を何度となく訪れていますが、これは天上の世界のことなの
です」
この記述と合わせて、上述ともども佳子の捏造したウソっぱちです。
●『真創世記』黙示編と1996年GLA伝道研鑽部会「アトランティス計画」
『真創世記』黙示編P50より
「アトランティス計画
アトランティス滅亡の当時、物質に心を奪われて滅びにいたった人間たちも、そして
また神の意を具現するために肉体を持った光の天使たちも、その多くが地上に生まれて
来ています。
その動きは約200年ほど前から始まりました。それは1800年代の後半から起こ
った自由復権の動きとぴったり軌を一にしています。それはアトランティス計画を意味
しています。」
1800年代後半からなら、「200年ほど前」ではなく「100年ほど前」のはず
です。
さて、佳子がこの「アトランティス計画」を、GLAでいまだにやっている証拠が
あります。
『GLA誌』2003年2月号P79より
「そして(19)96年、先生は『伝道研鑽部会』本発足によって共同体1000年
の礎となる『永遠の教会』の定礎を築いて下さいました。それはアトランティス以来
の人類の後悔を生き直し、新たな魂文明創造に向かうご宣言でもありました」
なんか、めまいがしてきます。小説や映画やアニメなら、アトランティスだろうと
ムーだろうと書いていいですが、いくらなんでもリアルな現実生活に「ノンフィクシ
ョン」で「アトランティス以来の後悔」はないでしょう。
あるわけないだろ、そんな計画。本気かよ、これ以上デムパ飛ばすなよ、といいた
いです。っていうか、こんなことが機関誌に書かれているとわかったとたん、入会を
希望の外部者は、入会とりやめるぞ、きっと。
<関連掲示板>
GLA・高橋佳子(TL人間学)の『真創世記・天上編』のウソと矛盾
http://www.asyura2.com/0311/lunchbreak1/msg/290.html
GLA・高橋佳子『真創世記・天上編』のウソと矛盾(追加)
http://www.asyura2.com/0311/lunchbreak2/msg/161.html
GLA高橋佳子(TL人間学)『真創世記』黙示編の虚偽と矛盾(1)
http://www.asyura2.com/0311/lunchbreak2/msg/113.html
GLA高橋信次の著書と講演の内容:「肉体に戻ると震度3の地震が起こった」は虚偽
http://www.asyura2.com/0311/lunchbreak2/msg/121.html
「ジャブドーバーのケントマティーに仏陀再誕=GLA高橋信次」は虚偽
http://www.asyura2.com/0311/lunchbreak2/msg/159.html
GLA高橋佳子『真創世記・黙示編の』ウソと矛盾(2)
http://www.asyura2.com/0311/lunchbreak2/msg/186.html
GLA高橋佳子の著書売上げと会員への「ご著書まとめ買い」指令の実態
http://www.asyura2.com/0311/lunchbreak2/msg/201.html
<宗教法人GLA(高橋信次・高橋佳子)関連情報サイト・掲示板一覧1>(15年6/13版
)
http://www.asyura.com/0306/bd27/msg/358.html
http://www16.tok2.com/home/asyura/0306/bd27/msg/358.html
<宗教法人GLA(高橋信次・高橋佳子)関連情報サイト・掲示板一覧2>(15年7/1版
)
http://www.asyura.com/0306/bd27/msg/530.html
http://www16.tok2.com/home/asyura/0306/bd27/msg/530.html
<宗教法人GLA(高橋信次・高橋佳子)関連情報サイト・掲示板一覧3>(15年8/24版
)
http://www.asyura.com/0306/bd28/msg/542.html
http://www16.tok2.com/home/asyura/0306/bd28/msg/542.html
<宗教法人GLA(高橋信次・高橋佳子)関連情報サイト・掲示板一覧4>(15年10/20
版)
http://www.asyura2.com/0311/bd31/msg/319.html