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GLA高橋信次の指導霊が「モーゼ」というのはウソ 
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投稿者 罰天使 日時 2003 年 12 月 09 日 11:07:06:.cqmwk1ePLJyg

GLA高橋信次の指導霊が「モーゼ」というのはウソ 

 これまで数々の信次の虚偽の検証を見てきた方で、彼の指導霊が「モーゼ」、
守護霊が「イエス」であると信じている方は、おそらくいらっしゃらないでしょう。
モーゼやイエスがついている割には、あまりにもお粗末なユダヤ教・聖書の知識
しか持っていませんし、著書や講演によっていうことが違うなど、辻褄のあわない
ことが多いからです。
 今回は、特に「指導霊モーゼ」はでっちあげであるという推測を、ひとつ書いて
みたいと思います。

『心の原点』P111-112には、こう書いてあります。
「わたしの指導霊ワン・ツー・スリーは、過去世のモーゼという人の一生を次のよう
に説明している。彼は奴隷の子として生まれたが、王宮に拾われて育てられ、そこ
で智と仁と勇を学び、長ずるに従い、支配者と被支配者の矛盾を強く感じるように
なっていった。城の内外を問わず、奴隷の苦しみを身をもって体験し、奴隷解放に
決然と立ち上がってゆくのであった。(中略)
 かくして、六十数万の人々を引き連れ、安住の地を目指して、モーゼは四十数年
に渡る長途の旅にのぼって行ったのであった」

注)まず、「智と仁と勇」は「儒教」の概念なので、こまかいようですが「ユダヤ
教の祖」の生い立ちの説明としてはおかしいです。釈迦が「慈悲」、キリストが
「愛」なので、モーゼにあてはめるうまい言葉が見つからず、血迷って「仁」など
という「儒教道徳」を援用したのかもしれません。
 それから、旧約聖書「出エジプト記」のモーゼの成長のくだり(第2章)を、想像
や憶測をまじえず文字通りに読みますと「モーゼは長ずるに従い、支配者と被支配者
の矛盾を強く感じるようになり、城の内外を問わず、奴隷の苦しみを身をもって体験
し、奴隷解放に決然と立ち上がった」などという事実は、1行も書かれていません。
 それらのイメージは、チャールトン・ヘストン主演のハリウッド映画『十戒』の
中の創作ストーリーによるものです。「出エジプト記」には、モーゼが奴隷の生活
の苦労を経験したなど、ひとことも書いてはいません。
 しかも「城の内外」という言い方もおかしくて、「王宮・宮殿・神殿」の「内外」
と書くべきところです。釈迦の生地のイメージとの混同が見られますので、本物の
モーゼの霊が指導したとはとても思えません。
 
 なによりも、「六十数万の人々を引き連れ、安住の地を目指した」という点が、
「出エジプト記」を誤読した結果としか思えません。なぜなら、「出エジプト記」
12章37〜38節でこう書かれているからです。
「イスラエルの人々はラメセスからスコテに向けて出発した。一行は、妻子を別に
して、壮年男子だけでおよそ六十万人であった。そのほか種種雑多な人々もこれに
加わった」
 つまり、信次の「六十数万の人々」はまちがいなのです。聖書では「青年・中年
・壮年の男性のみ」の数であって、実際は「六十数万」どころか、妻子や老人たち
その他を加えて、その数倍に達する人数だったはずです。
 ただし、考古学的に考えると、「壮年男子だけで六十数万」という表現は、あき
らかに誇張です。まず、当時のエジプトの人口比からいって、そんなに沢山の奴隷
の脱出は無理だったでしょう。エジプト側でも、それほど大規模な奴隷脱出は、
もし事実なら記録にあるはずですが、現実にはまったく存在していません。
 仮に、その人数が脱出したとしても、とてもシナイ半島で四十年も暮らせたわけ
はありません。水、食糧、排泄物等の問題を考えれば、どんなオアシスでも収容
不可能です。現在では、聖書考古学者の間では、「モーゼに率いられた集団」の数
は、「数百から数千人程度」だったのではないかと考えられており、「わずか数家
族」だったという説まであるのです。
 もし、信次の指導霊が本当にいて、それがモーゼなら、聖書に書いてあることに
関係なく、当時、脱出した人数を正しく指摘できたことでしょう。しかし、実際は、
「出エジプト記」の人数をあやまって認識した数字しかあげられず、モーゼの前半
生についても映画『十戒』を超える要素はまったく見当たりません。

 自分が40年間も率いた民の人数も上げられず、王宮でどういう育ちをして、
奴隷たちとどのような関係を持っていたのかも語れない「モーゼ」。まことに頼り
ない指導霊です。でも、これが「モーゼ」ではなく「高橋信次」ならば、聖書を
誤読しても、正しい過去のデータを語れなくても当然です。
 こう見ていくと、結論はやはり「指導霊モーゼ」は、信次が舌先で生み出した
「架空の存在」というところに落ちつきそうです。

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