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昨日(20日)は、ボジョレイ・ヌーボーの解禁日です。
毎年、11月の第3木曜日と決められているそうですが、フランス人も日本人と同じく、決まりを作ってそれを守ることに喜びを感じる民族なのでしょうか。
今年は「百年に一度の当たり年」という前ぶれでしたが、酒屋のオヤジは毎年「今年は最高」と言って売っていましたから、そう簡単には信じられません。
とりあえず、買って飲んでみました。
何と、美味しかったのです。
しかしよくよく考えてみると、ボジョレイ・ヌーボーごときワインがこれ程美味しいということは、自然の摂理が狂っている証拠ではないのか。
この旨さが今年のフランスの異常高温の賜物だとすると、ワインの美味を楽しむ一方で、来年もヌーボーを飲むことができるのか、と不安がよぎる不思議な夜となりました。
ついでに、ワインについて妄想を一つ。
今年の夏ごろ、フランスのシラク大統領が、アメリカのブッシュに対して、イラク戦争でのゴタゴタを取り繕うために、ワインを1本贈りました。
そのワインは、シャトー・ムートン・ロートシルト。1989年のグレートヴィンテージです。
ここで、第一の疑問です。
確かに高級ワインだか、フランス大統領が合衆国大統領に贈るならもっといいワインがあるだろうに。何故か中途半端に高級なワインという印象です。
第二の疑問は、ムートン・ロートシルトの醸造長は「20年経たなければ、ムートンではない」と公言しています。
20年熟成させろというのは、ちょっとオーバーに聞こえますが、89年産の高級ワインなら十分頷けます。
ということは、シラクは飲み頃にはまだ早いワインをわざわざブッシュへ贈ったことになります。
合衆国大統領への贈り物としては、どう見ても不適切では。
この疑問を妄想で解くとこうなります。
ムートン・ロートシルト=Mouton-Rothschildで、このシャトーはロスチャイルド系列の所有です(他にもボルドーには沢山あります)。
未熟成なロスチャイルドのワインをブッシュへ贈ったと言うことは、シラクはこう言いたかったのではないか。
「ロスチャイルドからの伝言だ。(イラク侵攻は)早すぎる。もう少し待て。」と、妄想してみました。