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念願適い、鞍馬の火祭りを観る事ができた。
この火祭りは鞍馬寺の祭事と勘違いされるが、実際は鞍馬寺の境内にある由岐神社の例祭である。
天慶3年(940年)に御所に祭られていた神社を鞍馬に移転する際に、村人が火を炊いて迎えたことが由来らしい。
鞍馬は京都市内だが、そうは思えない山里の静かな風情に溢れている。
それがこの日は、人で溢れかえり、まるで通勤ラッシュの人波が山村に押し寄せたような状態。
街中である祭りとは違い、何か異様な雰囲気だった。
やがて炎の饗宴が始まる。日常生活では見ることのない巨大な火、「サイレイ、サイリョウ」の掛け声、観衆の怒号と歓声、まるで異次元空間にいるような錯覚とともに見とれてしまった。
鞍馬の不思議なエネルギーがそうさせるのか、あるいは天狗に執り付かれたのか、火に酔ってしまった夜だった。
そして、来年は、ポールシフトを示唆する詩が詠まれるというウエサク祭に行くことを決心してしまった。