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100系 速さに負け引退
新幹線、快適で人気も
国鉄時代の1985年に運転を始めた東海道新幹線の「100系」が16日、引退した。JR新大阪駅(大阪市淀川区)で「さよなら100系引退式」が行われ、JR東海関係者や鉄道ファンが別れを惜しんだ。
100系は新幹線で初めて個室や2階を設け、回転式の3列シートを採用するなど快適性を高めた。計912両が製作され一時代を担ったが、最高速度が220キロのため、全車両で最高速度270キロになる10月のダイヤ改正を前に引退を決めた。
新大阪駅で行われた引退式では、JR東海の須田寛会長らが列席。くす玉割りに続き、東京駅から最後の営業運転を行った車掌らに花束が手渡された。多くの鉄道ファンが写真撮影をする中「蛍の光」が流れ、車庫に向かって走りだした100系を拍手で見送った。
吉田勇車掌長は「2階から富士山が見える眺望が喜ばれ、旅行者に愛された車両でした」と話していた。100系はJR西日本が引き続き山陽新幹線で運行を続ける。
写真=惜しまれながら車庫へ向かう東海道新幹線100系(大阪市淀川区・JR新大阪駅