現在地 HOME > 掲示板 > 地震・天文10 > 335.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
大地震の際、最初の弱い揺れを検知し、本格的な揺れが来る30秒以上前に予想震度などを速報する気象庁の「ナウキャスト地震情報」システムが、1月末から稼働する。
列車の制御などに活用されるほか、津波予報を発令するまでの時間も大幅に短縮、被害の軽減に威力を発揮すると期待される。
新システムは、何種類かある地震波のうち、地中を最も速く伝わる初期微動(P波)の観測値から、大きな被害につながる主要動(S波)の予想震度などを即時に計算。震度5弱以上が予測された場合、P波の検知から5―10秒後には速報する。同庁は、東海地震や東南海・南海地震に備え、関東から九州まで29都府県の80か所に速報用の地震計をすでに設置。当面は静岡県や鉄道会社など9機関に対し、気象庁の専用回線で情報提供する。
東海地震など、海域で起きるマグニチュード(M)8級の巨大地震の場合、P波とS波の陸地への到達時間差は40―50秒。速報後に残る30秒以上の時間を利用して、鉄道会社は列車の停止、建設会社は危険な作業の中断などを行える。
気象庁は、昨年9月の十勝沖地震(M8・0)の地震波データを使って、同システムの予行演習を行った結果、期待通りの正確さで速報できることを確認。今月からの稼働を決めた。津波警報も、従来は発令までに3分かかったのが、約30秒に短縮できるという。
[1月5日23時4分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040105-00000013-yom-soci