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イラン地震で被災の城塞跡、建築家がHPで歴史解説
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イラン地震で被災の城塞跡、建築家がHPで歴史解説
1980年当時の城塞遺跡バム。左手の櫓の壁面に、土のレリーフ彫刻が見える=神谷武夫さん撮影
26日、イランを襲った地震で崩壊した城塞遺跡バム=AP
インド、イスラムの建築文化を研究している建築家の神谷武夫氏(57)が、大地震に見舞われたイランの古都バムの城塞跡を解説するホームページを公開した。
神谷氏は、都内で建築事務所を構えるかたわら、アジアの建築文化を研究し、インドやイスラム建築の著書や翻訳書を出版している。
神谷氏がバムを訪れたのは1980年。同氏によると、バムはシルクロードの中継地で、地下水に恵まれたオアシスとして栄えた。外敵からの攻撃を防ぐために丘の上に城塞が築かれた。
砂漠地帯で木材がないことから、城塞は日干しレンガで建てられ、アーチやドームの架構技術に「土の文化」の特徴があらわれているという。
神谷さんは、「地震で多くの方が犠牲になってしまった。私にできることは建築文化を伝えること。貴重な文化財であることを知ってほしい」と話している。 (12/31 13:18)
http://www.asahi.com/culture/update/1231/001.html
神谷武夫氏のホームページ
http://www.ne.jp/asahi/arc/ind/eurasia/00_bam/bam.htm