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カリフォルニアで地震、建物倒壊で女性2人死亡
2003 年 12 月 23 日
http://news.msn.co.jp/newsarticle.armx?id=652100
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【パソロブレス(米カリフォルニア州中部)=森田清司】米カリフォルニア州で22日午前11時15分ごろ(日本時間23日午前4時15分ごろ)、強い地震があった。同州パソロブレスでは、倒壊した建物の下敷きになった女性2人が死亡した。
米地質調査所によると、震源地は同州中部カンブリア付近で、震源の深さは約8キロ、マグニチュードは6・5と推定される。多数の余震も観測された。
パソロブレスの旧市街では、1892年に建てられた時計台やパン屋など歴史的建造物数棟が倒壊し、19歳と55歳の2人の女性の遺体が収容された。このほか、がれきの下から救出された人たち約40人が病院で手当てを受けた。死傷者の捜索作業は22日深夜まで続けられた。
パソロブレスでは、がれきに押しつぶされた自動車が無惨な姿をさらす。名物である天然温泉の地下配管の破断で、駐車場から温泉が噴き出し、イオウの匂いが漂っていた。
倒壊したパン屋の家族、チャールズ・クリーバーガーさん(39)は、「母親と客の計6人が下敷きになったが、1人が足を骨折した以外はほとんど無傷で救出された。20分間生き埋めになった母親もかすり傷を負っただけ。安どと感謝の気持ちで一杯だ」と話した。パン屋は築後約110年で、レンガとモルタル造りだったという。
揺れは、震源地の北西約260キロのサンフランシスコから南東約300キロのロサンゼルスにいたる広い地域で感じられた。読売新聞ロサンゼルス支局のある高層ビルでは、建物がギシギシと音をたてながら約30秒にわたって揺れた。