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「緊急援助隊」1万人以上増強へ 東海大地震などに備え
http://www.asahi.com/politics/update/1123/002.html
総務省消防庁は、地元消防組織などでは対処しきれない大地震や特殊な災害時に出動する組織「緊急消防援助隊」の増強計画をまとめた。それによると、08年度までに、現在の2210隊を3220隊に増やす。東海、東南海、南海地震など被害が広域に及ぶ大地震が、政府の地震調査委員会などで「近い将来起きうる」と予測されていることから、災害支援体制を強化するのが狙い。
同援助隊は、95年の阪神大震災をきっかけに創設された。通常の部隊ではなく、全国の各消防本部の部隊や隊員をあらかじめ同援助隊として登録しておき、大災害時に出動する仕組み。最近では、7月に宮城県北部で起きた地震や9月の十勝沖地震、同月の栃木県黒磯市のブリヂストン栃木工場火災などで出動した。
同援助隊の登録は現在、全国777の消防本部から2210隊で、約3万1000人。消防庁の計画では08年度までの5年間で、3220隊、約4万2000人規模に増やすとしている。
具体的には、実動部隊の「消火部隊」「救助部隊」「救急部隊」を約500隊増やして2200隊とする▽地元消防本部の指揮権をサポートする「指揮支援部隊」を30隊に倍増▽各都道府県隊をまとめる「指揮隊」を100隊新設――など。消防車約2000台とヘリコプター15機も、各地へ新たに配備する方針だ。
緊急援助隊は創設以来、9回出動しており、このうち4回は今年。ブリヂストン栃木工場火災では、同援助隊として出動した東京消防庁の無人走行放水車「レインボーファイブ」が消火に貢献した。
総務省消防庁は「部隊を増強する一方で、いざという時に迅速に活動できるよう訓練にも力を入れたい」としている。 (11/23 12:15)