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1号機炉心隔壁にひび 新たに60ヵ所発見
中部電力は二十日、定期点検中の浜岡原子力発電所1号機(小笠郡浜岡町、沸騰水型、出力五十四万キロワット)の炉心隔壁(シュラウド)下部内側の溶接線付近で、新たに約六十カ所のひび割れが見つかったと発表した。
同溶接部は、応力腐食割れ(SCC)防止のピーニングと呼ばれる応力緩和措置を実施済みで、ピーニング実施個所でひび割れが見つかったのは初めて。ただ、中電は「再調査した結果、今回のひび割れはピーニング実施前から存在していたと考えられる」として、対策の効果が否定されるものではない、としている。
ひび割れはシュラウドサポートリング上部の内側で見つかり、全周(約十一メートル)にわたって点在。深さは平均約十ミリ、最大で約十九ミリだった。
ピーニングは平成十二年度の前回定期点検時に実施。当時のビデオを再確認した結果、今回のひび割れとほぼ同位置に筋状の模様が認められたため、「この時、既にひび割れが存在したと思われるが、当時はひび割れと判断できなかった」と中電は説明。ピーニングの効果が否定されるものではない、としている。
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(2003年11月20日朝刊)
スクラム警報誤作動 浜岡原発2号機運転に影響なし
中部電力は十九日、運転中の浜岡原発2号機(小笠郡浜岡町、沸騰水型、出力八十四万キロワット)において、原子炉出力計の数値が急上昇し、スクラム(原子炉緊急停止)警報が作動したと発表した。数値がすぐに正常値に戻ったため、警報は四分後に止めた。計器の誤作動で実際の出力上昇はなく、運転に影響はなかった。
同社によると、同日午前一時十分ごろ、六カ所ある原子炉出力計のうちの一カ所の数値が急上昇した。出力計の異常を示す警報とスクラム警報が作動したが、すぐに数値が正常に戻ったため、警報を止めた。
出力計が異常を示すと、原子炉を緊急停止するスクラムが起きる仕組みになっていて、今回の異常で二つあるスクラム警報のうち一つが作動した。同警報は二つ作動するとスクラムが起きるが、一カ所の作動だったため、スクラムは起きなかった。
点検の結果、出力計に付いている十四個の中性子検出器のうちの一個の不調が分かった。同検出器は十四個中三個までの除外が可能で、不調部分を停止して運転を続ける。同社は「次回の定期検査で取り換えたい」としている。
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(2003年11月20日朝刊)
安全面での改善処置不要 専門家、中電に報告 浜岡原発
原子力に関係する電力会社、民間会社、研究機関で組織する「NSネット(ニュークリアセイフティーネットワーク)」(牧野昇理事長)は十九日、浜岡原発(小笠郡浜岡町)で実施した相互評価の結果を中部電力に報告した。
報告書によると、浜岡原発では原子力安全面で直ちに改善処置をとらなければ重大な事故につながるような項目はみられない。全所員が安全確保を継続・強化するため真剣に取り組んでいるとしている。
改善提案は、ホームページの説明の詳細化、収集しているヒューマンエラーとなる可能性事例のより高度な活用の二点を挙げている。
相互評価は九月三十日から十月三日に行われ、技術者六人が同原発1―4号機を視察した。
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(2003年11月19日朝刊)
燃料の装てん2カ月早める 浜岡原発5号機
中部電力は十八日、建設中で平成十七年一月の営業運転開始を目指す浜岡原発5号機(小笠郡浜岡町、改良沸騰水型、出力百三十八万キロワット)の燃料装てん時期を二カ月早め、来年二月にすると発表した。同日、国に工事計画の変更届を提出した。営業運転開始時期は予定通り。
建設工事が予想より順調に進んでいるのを受けての変更。5号機で使用する燃料は十月から搬入を開始し、現在八百七十二体中、三百九十六体の搬入を終えた。今後、残りを数回に分けて搬入するのと同時に、順次受取検査を行う。
5号機は同社初の改良沸騰水型の原発であるため、予定が早まった二カ月間で、運転に万全を期すための点検や試験を実施する予定。
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(2003年11月15日朝刊)
浜岡原発3号機の定熱運転開始を申請 中電、経産省に
中部電力は十四日、浜岡原発3号機(小笠郡浜岡町、出力百十万キロワット)で定格熱出力一定運転(定熱運転)を行うための健全性評価書を経済産業省原子力安全・保安院に提出した。評価書の妥当性が確認され次第、定熱運転を開始する。
定熱運転は原子炉から発生する熱量を一定に保つことでタービン稼働率を高め、通常を上回る電力を得る方法。現在、全国三十八基の原発で導入している。浜岡原発は2号機が定熱運転中で、4号機でも国の認可が下り、導入の準備を進めている。
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(2003年11月13日朝刊)
定熱運転の妥当性確認 浜岡原発5号機
中部電力は十二日、定格熱出力一定運転(定熱運転)の準備を進めている浜岡原発5号機(改良沸騰水型、出力百三十八万キロワット)について、経済産業省原子力安全・保安院から運転に伴う健全性評価書の妥当性が確認されたと発表した。同社は平成十七年一月に定熱運転で営業運転を開始する計画。
定熱運転は、原子炉から発生する熱量を一定に保つことで、タービンの稼働率を高め、通常より上回る電力を得る。
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(2003年11月8日朝刊)
浜岡原発3号機、再起動
中部電力は七日、浜岡原発3号機(小笠郡浜岡町、沸騰水型、出力一一〇万キロワット)の原子炉を午後一時に起動させたと発表した。3号機は営業運転に向けての調整運転中で、点検のため四日から一時原子炉を止めていた。今週末にも発電を再開する見込み。
http://www.shizushin.com/hotnews/genpatu01110801.html