現在地 HOME > 掲示板 > 地震・天文10 > 202.html ★阿修羅♪ |
|
http://www.asahi.com/science/update/1122/002.html
隕石(いんせき)がぶつかった跡であるクレーターを、山口大理学部の三浦保範・助教授が香川県で確認し、22日から山口市で始まる国際シンポジウムで発表する。世界のクレーターのリストを作っている国際クレーター登録委員会(本部・カナダ)のメンバーが24日に現地を視察する。近くリストに登録される見込み。
高松市仏生山町を中心にした直径約8キロの地域の地下にあり、「高松―香川クレーター」と名付けられた。昨年、地下1750メートルまでボーリング調査をした結果、(1)激しい衝突で岩石が変化した痕跡(2)隕石由来の金属粒子(3)衝撃による熱で岩石が溶けガラス状になった組織、という隕石衝突の3要素すべてが見つかった。
岩石の年代測定などによると、1530万年前に直径1キロ弱の巨大隕石がぶつかったらしい。
日本列島は火山活動が活発なため、大昔にできたクレーターは破壊されてしまい、現存する可能性は極めて低いとされてきた。高松地域は岩盤がとても硬い花崗岩(かこうがん)だったため、衝撃の跡が残ったらしい。
岩盤のへこみを示す微小な重力異常が円形に広がっていることから、クレーターではないかと見られていたが、決め手がなかった。
三浦助教授は「1530万年前は、日本列島が中国大陸から離れた時期とほぼ一致する。この隕石の衝突が、日本列島ができるきっかけになったのではないか」と話す。
(11/22 03:00)