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http://www.asahi.com/science/update/1110/001.html
富士山の山梨県側中腹(標高1530メートル)で9月に確認された陥没や噴気について、日大と山梨大などのグループが初めて現場を掘削して調査したところ、陥没場所の地中に樹木が混じった土石流層があり、下方へずれていたことが分かった。日大の宮地直道助教授(火山学)は「何らかの原因で土石流層がずれた結果、陥没が起きたと想定できる」としている。噴気については原因が特定できなかったという。
直径約5メートル、深いところで約60センチの楕円形(だえんけい)の陥没内を調べた。
土石流層の上面は地表付近にあり、層の厚さは数十センチから2メートル以上で、地表の陥没の深さと同じく約60センチ程度、下方へのずれが確認された。この層には樹木の枝や幹などが多数含まれ、約2000年前以降に土石流が樹木をなぎ倒した跡とみられるという。
宮地助教授は「土石流層は樹木を含むため『すき間』が多く、陥没しやすい。樹木などに含まれる水分が抜けてすき間がつぶれたのかもしれない」と話している。 (11/10 14:48)