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(回答先: 2. Intel製クライアントPCとサーバ向けプロセッサの開発コード名(@IT) 投稿者 シジミ 日時 2004 年 1 月 29 日 21:02:09)
http://www.atmarkit.co.jp/fsys/keyword/011codename2004/011codename03.html
Itaniumプロセッサ・ファミリ
■McKinley(マッキンリー)
第2世代のItaniumプロセッサ・ファミリ。2002年7月にItanium 2としてリリースされた。動作クロックは900MHz/1GHzで、初代Itaniumの733MHz/800MHzから大きく動作クロックは向上していないが、バス幅を2倍の128bitに拡張すると同時にクロックも266MHzから400MHzに引き上げたシステム・バス、最大3Mbytesの3次キャッシュを内蔵するなど、性能強化が図られた。
■Madison(マディソン)
2003年にリリースされた第3世代のItaniumプロセッサ・ファミリ。製品名の変更はなく、Itanium 2である。0.13μmプロセスで製造されたが、McKinleyに対し内部アーキテクチャを継承しただけでなく、ソケット・レベルの互換性も有する。動作クロックは1.3GHzおよび1.5GHzで、3M〜6Mbytesの3次キャッシュを内蔵する。
■Deerfield(ディアフィールド)
デュアルプロセッサ対応のItaniumプロセッサ・ファミリ。製品名は、「Itanium 2 1.40 GHz/1.5MB L3 キャッシュ」と「低電圧版Itanium 2 1GHz/1.5MB L3 キャッシュ(LV Itanium 2)」である。2003年9月にリリースされた。0.13μmプロセス製造で1.5Mbytesの3次キャッシュを内蔵する。低電圧版Itanium 2の動作電圧は、通常のItanium 2の1.3Vに対し、1.1Vとなっている。
■Madison-9M(マディソン-9エム)
2004年夏に、当初予定されていたMontecitoに代わって投入される第3世代のItaniumプロセッサ・ファミリ。製品名の変更はなく、Itanium 2となる予定だ。3次キャッシュが9Mbytesに増量されるほか、動作クロックも引き上げられる。
■Montecito(モンテシト)
2005年リリース予定の90nmプロセス製造による第4世代のItaniumプロセッサ・ファミリ。当初のリリース予定を1年遅らせ、Intel初のデュアルコアを採用するする予定だ。デュアルコアに加え、24Mbytesという大容量の3次キャッシュを内蔵するが、ソケット・レベルの互換性はMadisonから維持される。なお以前は、2005年にリリース予定のデュアルコアは、Chivanoの開発コード名がつけられていた。
■Chivano(チバーノ)
2005年にリリースされる予定のデュアルコアを採用するプロセッサの開発コード名だったが、1年スケジュールが遅延したMontecitoがそのポジションを奪ったため、ロードマップから消えてしまった。
■Tukwila(タクウィラ)
Montecitoの次世代となるItaniumプロセッサ・ファミリ。買収した旧Alphaプロセッサの開発チームが開発に加わっているといわれる。65nmプロセス製造により量産されるマルチコア・プロセッサで、内蔵するコアの数は明らかにされていない。「同世代のIA-32プロセッサに比べて最大2倍の個数のコアを内蔵する」とされていることから、4つ以上であることは間違いない。以前はTanglewood(タングルウッド)という開発コード名で呼ばれていたが、登録商標の問題を回避するため開発コード名が改められた。
ノートPC向け
■Banias(バニアス)
2003年3月にリリースされたモバイル向けのIA-32プロセッサ。1Mbytesの2次キャッシュを内蔵し、0.13μmプロセス製造で7700万個のトランジスタを集積する。製品名としては「Pentium M」だが、対応チップセット(Intel 855チップセット・ファミリ)、無線LANモジュール(Intel PRO/Wireless)とセットでCentrinoモバイル・テクノロジと呼ばれる。プロセッサとしてのアーキテクチャはPentium III世代のP6マイクロアーキテクチャに基づくと見られるが、プロセッサ・バスの仕様はPentium 4互換に改められるなど、モバイル向けにモバイル・プラットフォーム事業部の手で改良が施されている。モバイル・プラットフォーム事業部が独自にマイクロアーキテクチャ・レベルの改良を行ったのはこれが初めてである。
■Dothan(ドーサン)
Baniasに次ぐモバイル向けのIA-32プロセッサ。Baniasをベースに90nmプロセス製造を採用し、ダイ・サイズの縮小を実現する。と同時にマイクロアーキテクチャの改善と2次キャッシュの増量(1Mbytesから2Mbytesへ)を施す。当初は2003年第4四半期にリリースされる予定だったが、Prescottと同様、消費電力の問題から改良が必要となり、2004年第2四半期にリリースが遅延した。
★オリジナルの記事にはスペックの一覧表がありますが、省略しています。(シジミ)
http://www.atmarkit.co.jp/fsys/keyword/011codename2004/011codename03.html